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某H市がモデル!? 暗闇を探索するホラーゲーム『死印』が怖すぎる

卯月鮎

卯月鮎

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

死印 PS Vita/エクスペリエンス/パッケージ版4800円+税、DL版4000円+税/6月1日発売予定

死印

アザができたら死ぬ!? 都市伝説の呪い

 空気がまとわりつくようなジメジメした季節になると、遊びたくなるのがホラーゲーム。プレイ中はゲームを放り出したいほど怖いのに、なぜか遊び終わるとスッキリとしてストレス解消になるのだから不思議なものです。最近は、YouTubeのゲーム実況動画などでもホラーゲームは大人気。「自分でプレイするのは遠慮したいけど、他人が怖がっている姿を見るのは楽しい!」、そんな人も増えているようです。  さて、『死印』はゲーム制作会社エクスペリエンスの新作ホラーアドベンチャー。エクスペリエンスというと、『ウィザードリィ』の探索感と萌えが融合した『デモンゲイズ』シリーズを代表とする3DダンジョンRPGが有名ですが、今回は初のホラーゲームで、まさに挑戦作といった感じです!  舞台は、「体に噛まれたようなアザ“シルシ”を持つ者は死ぬ」という都市伝説が広がる東京郊外のH市。この町では、実際に謎の不審死を遂げる怪奇事件が発生していた……。主人公は、腕にアザを持つ記憶喪失の男。生き残る術を見つけ出すため、「怪異」が潜むというH市の心霊スポットを探索します。  発売前に1章丸ごと遊べる体験版が配信されましたが、1990年代や2000年代初頭のホラーアドベンチャーを彷彿とさせる、懐かしくも背筋がゾクっとするようなテイスト。ルーズソックスを履いたコギャルがいたり、緑電話の電話ボックスが描き込まれていたりと、スマホ全盛の現在とは異なる、“都市伝説”が映える時代背景になっています。
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