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ムーンサルトプレスを“非現実”なものにするには?――小橋健太の青春おすそわけ#4【黒潮“イケメン”二郎vol.4】

 “鉄人”と呼ばれた元プロレスラー・小橋建太が、現役レスラーをゲストに招いてトークを繰り広げる新連載がスタート!  第1回のゲストは、今をときめく黒潮“イケメン”二郎。昭和の香りぷんぷんの派手なジャケットを身にまとい、手鏡に映る自分のイケメン(?)っぷりに酔いしれる。福山雅治の「HELLO」を丸々1曲使った“焦らし”入場は、インパクト特大だ。9月2日(土)・WRESTLE-1横浜文化体育館大会でのタイトルマッチを前に、「24歳。デビュー6年目」の本音を小橋にぶつけた4回目! 【黒潮“イケメン”二郎vol.4】 小橋:結婚以外の悩みは? 技とか。 イケメン:ムーンサルトプレスですね。小橋さんとか、大きい方がムーンサルトをやると、非現実じゃないですか。でも俺のような人間がムーンサルトをするって、割かし現実に近い。空想上のものを見ているような感じにできないんですよ。だから今、「ここだ!」という時にはムーンサルトを2回やってるんですけど。ムーンサルトって、高度な飛び技じゃないですか。怪我するリスクも大きいし。年を重ねると、緊張するものですか? 小橋:俺は毎日のように飛んでた。逃げられようが、当たろうが、毎日、飛んでたね。段々、膝が悪くなってきて、「これ以上やったら膝がキツいなあ」と思ったとき、ムーンサルトに代わるなにかが必要だなと思って生まれたのが、豪腕ラリアット。それから’04年に高山(善廣)選手相手にGHC防衛戦をやるまで、何年間かムーンサルトは使わなかったんだよ。技に対する思いっていうのかな。イケメン君が2回続けて飛ぶっていうのも、1回目はムーンサルトじゃなくて、なにかに変えて飛んだらいいんじゃない? イケメン君は運動神経がいいから、いろんなことが出来るはずだよ。 イケメン:いいですね! いろいろできそうではあります。 小橋:ムーンサルトを2回飛んだら、ムーンサルトを2回飛んだっていうだけじゃん。「これはイケメンにしか出来ない」っていうイケメンスペシャルみたいなものがあれば、その技を見たいというだけでファンのみんなが集まってくれる。それがプロレス。 イケメン:深いです。ためになります。 小橋:「マシンガンチョップをやったら、肘がダメになってしまう」ってお医者さんに言われたことがあるんだけど。でも、「先生、それは出来ません。地方のみんなが、マシンガンチョップを待ってくれているんです。それが出来ないんなら、僕はもうプロレス辞めます」って言って。やっぱり自分の代名詞でもあるし、数年に1回とかしか行かないような場所では、自分のすべてを見せたい。それが出来ないんだったら、辞めたほうがいい。そしたら先生はなにも言わなかったよ。手の神経はほとんどないけど、それよりもみんなと一体感を得たい。それが、プロレス。 イケメン:ありがとうございます。今回、対談をさせていただいて、本当に良かったです。
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タイトルマッチに向けての意気込みは?
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■「2017 プロレスLOVE in YOKOHAMA」9.2 神奈川・横浜文化体育館大会

http://www.w-1.co.jp/schedule/tour2.php?id=1677#card

開催日:9月2日(土)

開催時刻:15時試合開始/14時開場

場所:神奈川・横浜文化体育館

※WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負:芦野 祥太郎vs黒潮“イケメン”二郎

※WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負:アンディ・ウーvs吉岡世起

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