ムーンサルトプレスを“非現実”なものにするには?――小橋健太の青春おすそわけ#4【黒潮“イケメン”二郎vol.4】
小橋:タイトルマッチに向けて、意気込みは?
イケメン:僕が勝ったらWRESTLE-1は変わるというお言葉をいただいたので、もう絶対に勝たないといけない。とにかくお客さんの応援がなによりの力になるので、みなさん、ぜひ観に来てほしいなと。小橋さんに言われたように、なにか技を作りたいと思うんですけど、スケールが違うので……。でも小橋さんの言葉を全部、技に込めて戦いたいと思います。
小橋:今日の対談で心に残ったことがあるなら良かったよ。
イケメン:結婚は好きなときにしろっていうことですよね。
小橋:ほとんど残ってないじゃない(笑)。
イケメン:いやいや、貴重なお話をいっぱい聞けました。
小橋:横浜文体は、本当にイケメン君にかかってると思うよ。でも今のチャンピオン、芦野君も、イケメン君を叩き潰して、自分の真の時代を作ろうっていうんじゃないと、面白くない。競い合わないとね。団体を立て直すためには、そういう意識のぶつかり合いが大事。若い人たちが意識のぶつかり合いをしつつ、世代交代をする。「チャンピオンシップ=エースの取り合い」だからね。イケメン君はある程度、名前が知られているわけで、あとは実績を残していかないと。そうすれば、WRESTLE-1はまた蘇っていく。
イケメン:プレッシャーもあります。
小橋:プレッシャーを味わえるというのは、数少ない人間だからね。レスラーがいっぱいいる中で、メインの2人しか味わえない。挑戦者のプレッシャーということに関して言えば、イケメン君だけ。これからのWRESTLE-1をどうしていきたいとか、そういう思いはイケメン君にしかないわけで。それを楽しむくらいじゃないと、団体を背負っていけないと思う。9月2日の横浜文体。これは注目だね。
次回は全日本プロレスの宮原健斗選手が登場。9/16(土)よりスタートします。乞うご期待!
【PROFILE】
●黒潮“イケメン”二郎(くろしお・いけめん・じろう)
WRESTLE-1所属。’92年9月19日、東京都足立区生まれ。プロレスファンの父親の影響で、幼少期からプロレス会場に通い、14歳でハッスルの練習生になる。定時制高校在学中、SMASHトレーニング・キャンプ第2号レスラーとしてデビュー。’13年より、黒潮二郎から「黒潮“イケメン”二郎」に改名し、イケメンキャラを押し出して活動。’14年7月より、WRESTLE-1に移籍。今年7月12日、WRESTLE-1 GRAND PRIX 2017で優勝し、9月2日の横浜文化体育館大会メインイベントで行われるWRESTLE-1チャンピオンシップのタイトル挑戦が決定した。Twitter:@soujoro
●小橋建太(こばし・けんた)
(株)Fortune KK代表取締役。’67年3月27日、京都府福知山市生まれ。’87年6月、全日本プロレスに入団。“プロレス四天王”と呼ばれるレスラーの一人。2000年6月、プロレスリング・ノアに移籍。’03年3月、GHCヘビー級王座獲得。13度の防衛に成功し、“絶対王者”と呼ばれる。’06年6月、腎臓がんが発覚するが、2007年12月、奇跡のプロレス復帰を果たす。’13年5月11日、引退。現在はチャリティーや講演会など、幅広い活動を続けている。Twitter:@FortuneKK0327
<聞き手/尾崎ムギ子 撮影/橋本一美>
尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
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■「2017 プロレスLOVE in YOKOHAMA」9.2 神奈川・横浜文化体育館大会
http://www.w-1.co.jp/schedule/tour2.php?id=1677#card
開催日:9月2日(土)
開催時刻:15時試合開始/14時開場
場所:神奈川・横浜文化体育館
※WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負:芦野 祥太郎vs黒潮“イケメン”二郎
※WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負:アンディ・ウーvs吉岡世起
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