雑学

遅刻が多い人は「新型依存症」かも!? 人を困らせることが快感に…

 依存症は、酒や薬物などの物質が引き起こす印象が強いが、近年では、本人の意思の問題と思われてきた痴漢や万引などの行為も、治療が必要な依存症と捉えられている。“新型依存”とも言うべき新しいケースは次々と増え続けている。

遅刻を繰り返す

遅刻常習犯でも人によって性格は真逆


 遅刻を繰り返す行動にも、依存に似た心理が働いている場合がある。足立実さん(仮名・32歳・派遣)は、幼少期から続く遅刻癖が原因で前職を退職した。

「大きな遅刻が確定すると仮病で休んでしまうんです。プライベートの待ち合わせも、2回に1回は30分以上遅刻してしまいます」

 その癖は直したいそうだが、「『自分がいなくても大丈夫だろう』と卑屈になりやすいので直せないのかも」とは本人の弁。

「自己肯定感が低い人は、『自分はダメだ』と確認するために、怒られる行動を繰り返す場合がある。これは“自己確証の欲求”といって、怒られることで本人の心はむしろ安定するのです」(心理学者の杉山崇氏)

遅刻 橋本善治さん(仮名・43歳・無職)も遅刻常習犯だが性格は真逆。

「到着時間から逆算して行動するのが面倒だし、早く着いて自分の時間をムダにするのもイヤ。行列のできる店に友達と行くときは、わざと遅れて後から合流します」

 “極度の自己中”という自覚はあるそうだが、前出の杉山氏によれば彼が抱える問題はより根深い。

「性格が尊大で反抗的な人は、誰かが決めた期限や集合時間にいら立っており、遅刻することで相手を攻撃している。“受動攻撃”といって、彼らにとっては人を困らせるのが快感なんです」

【杉山 崇氏】
心理学者、神奈川大学人間科学部教授。専門は臨床心理学、応用社会心理学、産業心理学など。著書に『ウルトラ不倫学』(主婦の友社)

― 急増する[新型依存症]が危ない ―




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