寒くなってくると、朝ベッドから出るのがつらくなってくる。グズグズしていると再び眠りに落ちてしまい、遅刻してしまうはめになる……。ビジネスシーンでの遅刻は想像以上に信頼を失ってしまう。もちろん、みなさん目覚まし時計は利用しているはず。今はスマホのアラーム機能を使っている人も多いだろう。
それでも起きられないのはなぜか? それは簡単にアラームを止めてしまえるからだ。
だったら、簡単にアラームを止められない目覚まし時計を利用すればいい。今回オススメするのはiOS用の目覚まし時計アプリ「vamos!」だ。
絶対起きる 目覚まし時計「vamos!」は、まずは無料で使えるのでインストールしよう(アプリ内課金あり)
止められない目覚まし時計アプリの仕組みは?
無料版では、2つまでのアラームをセットできる。アラームをタップすると、設定画面が開く。普通に起きる時間と家を出る時間を設定する「個別に設定」のほか、例えば駅までの移動時間を設定する「到着時刻から逆算」、支度時間を設定する「お出かけ時刻から逆算」も選べる。
お出かけ時間や支度時間、移動時間など、青く表示されている数字や文字をタップすると、設定を変更できる。時間の設定間隔は5分がデフォルトだが、1分単位に変更することも可能だ。
「到着時刻から逆算」を開いて、支度時間と移動時間と到着時刻を設定する
もっとも重要なのが「停止方法」だ。普通にアラームが鳴る「ノーマル」のほかに3つのユニークな目覚まし方法が用意されている。まずは「計算」。設定時刻になるとアラーム音が鳴り、「アラーム停止」をタップすると、足し算の計算式が表示されるので答えを入力しなければならない。正解せずに一定時間が過ぎるとまたアラームが鳴り始める。
設定画面で「ストップミッションのクリア中も音を鳴らす」をオンにしていると回答中もアラームが鳴り続けるのでさらに焦るし目が覚める。
足し算は2桁もしくは3桁から選べ、回答数も設定できる。1問だと即答して目が覚めない可能性があるので、5~10問くらいに設定しておくといいだろう。
「停止方法」で「計算」をタップし、難易度と回答回数を設定する
アラームを止めるためには計算をしなければならない
「計算」以外にも「フルフル」「サウンド」で強制起床を促進!
「フルフル」は端末を一定回数シェイクするとアラームが止まる仕組み。頭ではなく体を動かすことで目覚めさせる機能だ。フルフルの回数は調整できるので、自分が目覚められるようなラインに設定しよう。
「フルフル」では端末をシェイクすることでアラームを止められる
ユニークなのが「コード読取」機能。何でもいいので、バーコードを設定し、アラームを解除するには同じバーコードを読み込ませるという方式だ。洗面所にある何らかの商品のバーコードを登録しておけば、強制的にベッドから出て移動する必要がある。これは強力な目覚まし機能と言えるだろう。
洗面所にある商品のバーコードを読取らないとアラームが止まらない
「サウンド」ではアラームで鳴らす音を選べる。レトロな目覚まし時計のような「デジタルアラーム」から懐かしの「黒電話」、胃が痛くなりそうな「サイレン」、朝から聞きたくない「ドラムロール」など色々用意されている。「ライブラリから選択」では、端末内の音楽を指定することも可能。とは言え、強制的に目覚めるなら、お気に入りの音楽よりは、一刻も早く消したいサウンドを指定するほうがいいだろう。
「サウンド」で飛び起きる音を選ぼう
「音量」設定では、アラームの出力先が選べる。初期設定では「スピーカー/イヤホン、自動切替え」になっているが、強制的にスピーカー出力できるのだ。寝る前にワイヤレスイヤホンを使ったままにしておいた時でも、翌朝スピーカーからアラームが鳴るので安心。その代わり、外出先で利用するときには注意しなければならない。
アラーム音量やアナウンス音量もここで設定できる。アラームが鳴り出したら、本体のボリュームボタンでは音を小さくすることができない。2度寝を避けるためだ。とは言え、iPhoneのマックス音量はびっくりするほど大きいので、少し小さくしておいてもいいだろう。
なお、「繰返し」設定は、曜日を指定して自動的に同じ設定のアラームを鳴らしてくれる機能だが、無料版では利用できない。
音量を設定できるが、可能な限り大きくしておこう