仕事

モンスター新入社員にア然!「がんばれ」と言ったら「パワハラだ」と…

 今年も新入社員が入ってきた。若者たちと中高年世代では、そもそも“常識”が異なる。ときには職場を凍り付かせたり、驚かせたりすることもあるだろう。なかには“モンスター”と呼ばれてしまう新入社員もいる。その行動に注目が集まっているが、今回は様々な社会人の先輩たちを取材。彼らの実体験をもとに、モンスター新入社員に対する心構えを養っておこう。 悩むおじさん

もはや笑えないレベル? ―モンスター新入社員録―

「バスや列車の遅延で遅刻、というのはわかりますが、その連絡を、会社の代表メールアドレスに送ってきた新人がいました。本人曰く『部署や上司の連絡先が分からなかった』と……。会社の総務部から人事部に連絡が入り、唖然としました。たった一人の遅刻報告のために様々な部署が振り回されました」  笑顔でこう話すのは、都内の某商社社員(30代)。もちろんまだ「笑える範囲」の話であり、これから“社会の常識”とやらを覚えさせれば済む話。次のケースはどうか? 大阪市内の外資系保険会社に勤める吉沢さん(30代)が実体験を語る。 「入社式後のオリエンテーションで、上司に同期入社の新人・A男と比較され“傷ついた”という女性新人・B子。話を聞けば『A男は英語ができるから仕事に幅ができる、B子もがんばれ』と上司が言っただけらしいのですが、比較された、緩やかなパワハラだとして、社内のコンプライアンス部に泣きながら駆け込んだんです」  セクハラ、パワハラ問題に敏感な世論ではあるが、そういった世論に感化されたあまりに「行き過ぎた感覚」を持ち合わせた新人、といったところか。特に吉沢さんの会社は“外資系”であるため、こうした問題が起きると、総務部や人事部、所属部署を巻き込んだ大問題となり、所属部長などの上司の出世にも即ひびくという。 「まるで言ったもん勝ちのように、パワハラやセクハラ問題をはき違えている新人も多いですね」(吉沢さん)
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「若者と飲み会」で…
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