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花屋が告発! 倒産する結婚式場の特徴3つ「“20代限定”キャンペーンをはじめたら要注意」

倒産件数は17年ぶりの低水準で推移する一方で、東芝のような大企業ですら倒産の危機に陥る時代。明日は我が身に降りかかるリスクを事前に察知できないものか。倒産する会社が示す予兆を見抜く方法を伝授する!

結婚式場が倒産する前兆

結婚式場

結婚式場を相手にする花屋を営む伊藤さんによると、1会場の受注額はピンキリだが30万~100万円が相場とのこと

 人生の晴れの舞台である結婚式。長い準備期間と費用もかけたのに、結婚式の日の直前で予約した結婚式場が潰れてしまったら……。結婚式場を相手にする花卸業者は、どこに倒産の前兆を感じるのか。北関東で披露宴会場の装飾をメインに花屋を営む伊藤雅志さん(仮名・44歳)は、3つのポイントで見極めている。 「まず経営が厳しくなっている式場は、結婚予定者に対するキャンペーンが増えていきます。今だけ“20代限定”など、特別感を出し始めたら要注意です。2つ目は、ウェディングプランナーの入れ替わりが激しいところも怪しい。ウェディング業界はただでさえ出入りが激しいのですが、経験者採用されたプランナーが3週間と持たずに去っていく場合は、内部に問題が起きている可能性が高いと判断します」  そして最も危険を察知できるのは、一般の人は知ることはできないが、やはりカネの流れだという。 「僕たちのような式場を相手にする花屋は、受注の見返りとして式場にバック・マージンを払っているケースが多いんです。通常は受注額の3割未満なのですが、そこを超えてきた式場は資金繰りに苦労していると判断します。なかには5割を要求してくるところもある。案の定、その会場は8か月後に営業を停止していました」  華やかな披露宴にも、倒産の火種は存在しているようだ。 取材・文・撮影/宮下浩純 高島昌俊 新井奈央 奥窪優木 仲田マイ 櫻井一樹  ― 倒産する会社の特徴 ―
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