雑学

アメリカでは風邪の治療費が2万円超え…海外の医療格差に驚き

 海外で暮らす日本人の数は135万人に上り、過去最多に。最近は働き盛りのサラリーマン移住も増えているという。そこで今回、日本人の平均年収500万円の海外暮らしを検証。そのリアルな生活レベルと限界値に迫った!

医者

インドネシアの公立病院は衛生面が不安。アメリカは薬で我慢か


 日本では調子が悪ければ、すぐ医者に行く。年収500万の家庭における月医療費は約5000円。これで、海外ではどんな治療が受けられるのか。海外移住コンサルタントの大森健史氏は以下のように答える。

「アメリカは技術的に世界最高水準ですが、高額。医療費は全額負担で、風邪の診察でさえ相場が200ドル(2万2000円)。病院に通えず、薬を飲んでひたすら我慢するしかない。入院でもしたら、数十万円は請求されますよ」

 一方、ドイツやカナダなどはメディケアと呼ばれる日本よりも優れた国民皆保険制度があり、しかも基本的な医療費は無料だ。

「子供がかかりやすい病気から骨折などまで適用内。ただし、患者数もケタ違いで数か月待ちというのもざらです。私立病院という選択肢もありますが、5000円では診てもらえないですね」(ファイナンシャルプランナー・飯田道子氏)

 無料ではないが、5000円以内で治療できる範囲が広いのは、「全民健康保険」制度がある台湾。

台湾(全民健康保険カード)

台湾に住めば国籍は関係なく保険費用を払って「全民健康保険」に加入できる。被扶養者数は3人まで適用

「このカードは外国人でも持つことができて、日本と同じ3割負担の医療費で全病気の診察が受けられます」(生活経済ジャーナリスト・柏木理佳氏)

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海外医療保険を活用して対応する手も

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