既婚男女24人が参加した「既婚者合コン」に潜入…男女ともに動機の不純度は100%
そして、2時間が経過してお開きに。しかし時間はまだ夕方前。LINEの交換を要求された40代の2人の男性(それぞれ1人参加組)と、もう一軒飲みに行くことに。ママ友2人は参加せずに帰ってしまったので3人で近場の早い時間から飲めるバーに入り、ここでは世間話などで、本当に1杯で飲みは終了した。
しかし、その後2人と別れて帰路に着こうとしたところ、2人から「1人になった。まだ飲める?」という内容のLINEが。参加した真意を追及したい思いから1人の男性の誘いに乗り、もう一軒行くことにした。
合流した男性は40代で子供なしの結婚8年目とのこと。爽やかな見た目はいやらしさがまったくなく、それまでの会話でも「割り切った関係」などの発言もなし。しかし、2人きりになった途端に、なかなかの赤裸々トークが始まった。
「嫁とはもう3年もしていない。もうそういう対象としてみていない」と言い、今まで浮気の経験を聞いてみると「まったくない。職場の子に手をつけたことはないよ。職場の子は少なからずリスクがあるから」と語っていた。
結果2人飲みは徐々に距離が近くなってきていたので、用事があると1時間弱で無理やり解散した。その後、彼からの連絡はない。彼は「他のサークルも合わせて3回以上参加しているけど、なかなかいい人がいない」と言っていたので、おそらく別のサークルに割り切った関係の相手を求めて参加し続けそうだ。
今回参加してみて、不倫願望をここまでオープンにしていることに驚いた。全員がその思いがあると思っているからか、みんなそれが普通のことのようで違和感を持っていた自分がおかしい気さえした。結婚とは、間違いなくゴールではないことが今回の参加によって確信に変わった。<取材・文/綾野不二子>
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