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ZOZO前澤氏より先に宇宙に行く日本人が! 3分でわかる宇宙旅行の今

成層圏の2時間の周遊なら訓練不要で飲食もOK!

 ワールド・ビュー・エンタープライズ社の場合、専用の気球カプセルにのって、高度30kmから40kmを2時間ほど旅行する。あくまでも成層圏の周遊となり、価格は1500万円と比較的リーズナブル。カプセルには最大5人まで搭乗可能で、資格も8歳以上の健康体とハードルは非常に低い。離陸の際の衝撃や航行中の無重力もないため、特殊な訓練も不要。しかも機内では飲食も可能とのこと。

ワールド・ビュー・エンタープライズ社

Amazonの創業者ジェフ・ベゾスも宇宙ビジネスに参戦

 ここまで挙げた3社のほかにも、さまざまな企業が民間宇宙旅行に名乗りを挙げ始めているが、実現している企業はまだ少ない。そんななか、大手ECサイトAmazonの創業者ジェフ・ベゾスがブルーオリジン社を設立。6人乗りのロケットを現在開発しており、2019年から搭乗チケットの販売を開始すると発表している。
 宇宙旅行が身近な話になってきたとはいえ、価格面を含め、一般的になるまでにはまだまだ越えなければいけないハードルは多い。費用や技術面以外にも、乗船契約や資格の設定、さらには保険の適応など、問題は山積みである。果たして、我々が元気なうちに、宇宙旅行が身近な旅先になってくれるのか? 技術革新に期待したいところだ。 <文/串守シャモ>
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