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「天才女優の誕生を目撃してほしい」千原ジュニア×川谷絵音が映画『ごっこ』を語り尽くす

 40歳を目前にした一人の引きこもり男性が5歳の女の子を連れ去り、自分の娘として育てる……。社会に対する監視の目が厳しい今、タブーをぶち破るようなショッキングなイントロで幕を開ける、公開中の映画『ごっこ』。本作で主人公の引きこもり・城宮を演じた千原ジュニアと、主題歌「ほころびごっこ」を担当したindigo la End・川谷絵音の対談がこのたび実現した。

千原ジュニア/芸人×川谷絵音/アーティスト

千原ジュニア/芸人×川谷絵音/アーティスト

タブーをぶち破れ!


――もともと’16年には撮り終えていたこの作品ですが、紆余曲折を経て今回公開されることについてはどう思っていますか?

ジュニア:2年前に撮り終えたのはいいけど、しばらくの間、誰もどうなっているのか把握していなかったんですよね。お蔵入りなんて、よくある話といえばよくある話じゃないですか。でも、それ以上に平尾菜々花という大型新人女優を埋もれさせるのはもったいなさすぎるなと。俺なんかよりも、天才女優の誕生をこの映画で目撃してほしいです。

――どのようなシーンでそう感じたのでしょう。

ジュニア:わかりやすいところで言うと、俺が彼女の顔面をバーンとどつくシーンがあるんですが、自分としては「そんな気持ちになれるかな」みたいなところから始まったんです。けど、いざカメラが回ったら本当に脳が揺れるくらいの勢いでどついてたんですよ。でもそれって、俺が全力でいったんじゃなくて、彼女に誘発されたというか。

――彼女に終始引っ張られていたと。

ジュニア:そんなことがずっとあって、彼女は当然NGなんて一切出さないわけですよ。けれど、旅館で2人で寝るシーンが彼女のクランクアップだったんですが、そこだけめちゃくちゃNG出すんです。

――最後の最後に。

ジュニア:そう。俺、もう怖くなってきて。「この子、撮影終わるのが嫌で長引かせてんねや」と。職業柄、子役と言われる人たちを見ることは多々あるけど、やっぱりある程度、彼らをコントロールしている糸が後ろに見えるケースが多い。そのなかで、この子には一切“糸”がついていなかったですね。

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「見ているだけで引き込まれてしまう迫力が」

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