デジタル

大地震で停電したら…“命綱”スマホの充電もできる防災ガジェット3選

 記憶に新しい北海道胆振東部地震では、長引く停電でスマホがしばらく使えない状態に悲鳴が続出。この経験に学び、災害事でも“電源”に困らないスグレモノを紹介する。

防災ガジェット

【STAYER LEDランタン型発電機「マグネ充電器」】

 大地震や大型台風など、今年は深刻な災害が相次いだ。特に台風による停電は4日以上続いた地域もあり、ツイッターでも「スマホのバッテリー節約術」などがトレンド入り。

「災害時の情報収集にスマホが欠かせなくなり、いわば“命綱”に電力が必要ということが強く意識されました」と話すのは、テクニカルライターの板倉正道氏。災害対策グッズの中に「電源」や「燃料」が入るようになったわけだ。

「ラジオや懐中電灯の多くは電池式。ところが電池には使用期限があります。私が2011年に購入した電池を先日確認したところ、液漏れしていました。ニッケル水素充電池なども、使用するうちに充電力が劣化していきます。信頼に足る“備え”を確保したいなら、基本的には5年ほどで買い替えるのが望ましいですね」

 この“買い替え”が何気に面倒。そこで注目したいのが、新基軸の発電方式だ。

「塩と水を使った発電機や、太陽光によるソーラー発電機は、その保存性にメリットがあります。きちんと保管すれば10年以上放置してもOKなので、大災害が忘れた頃にやってきても慌てることはありません」(板倉氏・以下同)

 とりわけ、近年使い勝手が向上しているのが「塩&水発電機」。

「塩水にマグネシウム棒をセットすると化学反応による発電が始まり、乾電池などの電力は一切不要。こうした発電機は過去にもありましたが、小型の電池式や大型の業務用のみでした。最近登場したランタン型の製品はUSBポートも備えており、スマホの充電も可能。家庭に1台あると心強いですね」

 小型発電機は、充電池に比べて出力電力が小さいのがネックだが、その性能はどうなのか?

「今回紹介した『マグネ充電器』を使ってみたところ、スペック上は500mAの出力となっていましたが、実際には1Aを要するスマホでも充電できました。一般的なバッテリーサイズ(3000mAh前後)のスマホなら6時間ほどで満充電できます。ただし、2Aの入力が必要なハイスペック端末を直接充電するのは難しいかもしれません。その場合、出力電力の高いモバイルバッテリーを充電し、そこから再充電するといった工夫が必要になります」

 自宅にある機器の電源や給電の規格を確認し、規格を統一するのも大事な備えだ。

「震災時にUSBモバイルバッテリーはあるけれども、ライトは電池式で給電できないとなったら泣くに泣けません。今は充電式のラジオや懐中電灯も増えており、充電規格は汎用的なマイクロUSBの5V/1Aが主流。充電器やUSBケーブルも新しいものほど充電効率が良かったりするので、一度まとめて見直してみましょう」

次のページ 
いざという時も安心!おすすめハイテク防災ガジェット

1
2





おすすめ記事