カナダで大麻が合法化。日本はうるさすぎるのか?/ひろゆき
― ひろゆきのネット炎上観察記 ―
▼カナダで大麻が合法化。その理由にネット上騒然
カナダが嗜好品としての大麻解禁を開始した。同国は、「過去に大麻を違法とするも社会を守れなかった」とし合法化。大麻の生産・流通・消費の秩序をつくることで、覚せい剤などのブラックマーケットとのつながりを断つ目論見があると見られる。これにネット上は賛否両論。「解禁してええことあるの?」「財源にも犯罪組織対策にもなるし至極」などの声が
カナダがウルグアイ(※1)に続いて、世界で2番目に大麻が合法な国になったのですが、日本しか住んだことのない人だと外国での大麻の扱いが日本と全然違うことを知らなかったりします。
例えば、アメリカだと大麻が合法な州(※2)が増えているんですけど、その前からカリフォルニア州では医師の処方箋を貰えば医療大麻が吸えるってことで大麻ショップの横に処方箋を出す医者がいる店を作って、その広告をフリーペーパーで出したりしていて、実質的に少量の大麻で逮捕される人のほうが少ないって社会になっていたりします。ポルトガルやオランダでは大麻は違法なんですけど逮捕しないことが決まっているので、実質的には合法な国だったりもするのですね。
んで、大麻解禁とかの話になると、「他の麻薬が蔓延する危険がある」みたいな話が出たりするんですけど、それはオランダの調査(※3)で否定されていたりします。大麻に関連する犯罪が増えるって点も、’17年に大麻が合法になったコロラド州のデンバーでは、大麻に絡む犯罪の発生率がデンバーの全犯罪の0.5%以下だったりするのですね。
厚労省によれば、’14年の日本の脱法ドラッグ使用者は40万人で、114人が亡くなったんですけど、一説では、大麻で死ぬには15分で681㎏の大麻を吸わないといけなくて、タバコに例えると15分で2万~4万本を吸いきる量だそうです。。。

危険ドラッグが蔓延するより、大麻合法化が効率はいいかも
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西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
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