昨日、ゾンビにばったり会った…ブッとんだ設定から学ぶ英会話
今、本屋さんに行くと英会話の本がこれでもかとばかりに並んでいる。来たるべき東京オリンピックに向けて、とにかく英語を覚えませんかということだろう。しかし実際に手にとってみると、面白そうなアプローチでも、けっこう英文のハードルが高かったり、トリッキー過ぎて使い道がなさそうだったり。どの本もちょっと読んでは“積ん読”の仲間入りしそうな本ばかり……。
サラリーマンゾンビトムと学ぶ ゾンビビジネス英会話」。舞台はゾンビが普通に人と共存している世界。そこで織りなすサラリーマンゾンビトムのポンコツな日常を見ながら英会話をマスターしちゃおうというものだ。そもそもゾンビには「やる気」がないので「難しい会話」をしようとしない。そのため、例文は非常に簡単。それで大丈夫? と思うかもしれないが実際の日常英会話でも、ほとんどは中学で学ぶレベルの基本動詞30を駆使すればなんとかなってしまうもの。
例文は、ゾンビになって、「動きが緩慢」「忘れっぽい」「身体が壊れる」「仕事に失敗する」など問題だらけのトムの日常。
例えば、朝の一幕では「Have」の使い方を学ぶことに。会社に行くのが嫌なトムと、奥さんのサマンサの会話は……。
●トム/サラリーマンゾンビ。仕事をサボるために、命(?)をかけている。ゾンビ歴は約1年
●サマンサ/人間。トムの妻。トムがゾンビになったことを全く気にしていない
サム:I have a terrible hangover. ひどい二日酔いだ。
⇒hangover 二日酔い
サム:I have a splitting headache. 割れるような頭痛がします。
⇒have a headache 頭痛がする
サマンサ:You have no choice but to do it. それでもやるしかないんだよ。
⇒have no choice but to~ ~する以外に選択肢がない
サマンサ:I’ve had enough of having this conversation. この会話、うんざりなんだけど。
⇒have had enough ~はもううんざりだ
<have+過去分詞>の形。サマンサのセリフは「(過去から今までに)その会話をもう十分にしてきた」という意味。
サム:I’m off to work. 会社に行く。
⇒(be)off to~ ~に向かう
なかなか会社に行かないトムにサマンサも厳しくしあたる。ゾンビは甘やかすとろくなことはないようだ。まあ、この辺はゾンビも人間もあまり変わらないのかもしれないが……。
そんななか異彩を放っているのが「ゾンビの日常会話を英語で!?
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『サラリーマンゾンビトムと学ぶ ゾンビビジネス英会話』 中学で習った基礎動詞30で英語はなんとかなる! ポンコツなサラリーマンゾンビ・トムの日常から優しいビジネス英語を学びましょう |
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