憧れの美容業界に転職した40代男の嘆き「それが失敗のはじまりだった…」
「小さい頃、美容師のコンテストをテレビで観てから、ずっと美容業界に憧れていました。ヘアのカッテングの世界がまるで格闘技のように見えて、とてもワクワクしたんですよね」と語るのは、メーカーの企画広報から美容業界誌を発行する会社に転職した有馬敬士さん(仮名・42歳)。
憧れを捨てきれず、長年勤めた会社から一か八かの転職。ところが、「それがそもそもの失敗のはじまりだったかも……」と有馬さんは話す。
有馬さんが転職したのは、美容新聞や美容雑誌など紙媒体とWebの制作会社。美容機器や商品をネット通販するなど、業界では有名な会社だった。
「前職のキャリアを評価されて、配属させられたのが企画開発室。制作媒体に企画を提案したり、実際に取材や編集などもできるというオールマイティな部署でした。ところが、そこにとんでもないヤツがいて……」
創業者一族が牛耳る会社の創業者の孫が、有馬さんの直属の上司だった。困ったことに有馬さんよりも年下の35歳の孫は、全く仕事ができない。
「自分の親族が経営する会社で、どっぷりとぬるま湯に浸かっているヤツでした。企画も出せない、取材ポイントを外す、校正は間違いだらけ。敬語も使えず、馴れ馴れしい態度が原因で美容家の先生たちをかんかんに怒らせてしまうことも多々ありました」
孫ができることといえば、取材交通費の精算だけ。そして彼が仕出かしたミスを尻拭いする毎日。転職を後悔した有馬さんだったが、ここで転機が訪れる。
「入社1年目ぐらいの時に、別の美容系企業からオファーがあったんです。規模も大きく、女性の管理職もいる。女性が活躍する会社なら働きやすいかもしれないと誘いを受け、行くことにしたのですが……」
ところがそこでは、泥臭い人間模様が渦巻いていたのだ。
創業者の孫の尻拭いに追われる
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