仕事

転職4回×副業で、年収240万円から5000万円に激増した男の働き方

「すべての創作は模倣から始まる」という言葉通り、稼ぎたければ「すでに稼いでいる人」をトレースすることが重要だ。明日の成功を勝ち取るために、まずは旬な成功者たちの金言に耳を傾けてみよう。 サラリーマン

「次世代型サラリーマン」が説く稼ぎ続けるキャリア思考

「これから稼げる人は、会社の看板に依存するのではなく、自分の力を会社の看板に掛け合わせてレバレッジを効かせられる人だと思うんですよね。『〇〇会社に所属してます』ではなく『僕、こんなことが出来るので○○会社にいます』っていうスタイルにした方がいい。会社に安定を求めるのではなく、副業などを通じて、自分が何をできる人材なのかという“タグ”をつけていく方が、これからは安定すると思います」  そう話すのは、SNSを中心に独自のキャリア論で人気を博すmoto氏だ。新卒では年収240万円で地方のホームセンターに就職しながら、32歳までに4度の転職を経験。そのたびに年収を上げ続け、現在は本業年収1250万円、さらに自身の経験を生かした副業のブログ運営でも年収4000万円を達成。その尋常ではない稼ぎぶりが「次世代型サラリーマン」として注目を集めている。彼の稼ぎを支える思考法とは? 「僕が考えてきたのは、『自分株式会社』という発想です。自分を企業に見立てて考えたときに、取引先が1社(本業)だけでは、そこから得られる収入には限界がありますし、もし仮にその取引が終わってしまったら倒産してしまうリスクがあります。自分が倒産しないためにも、副業をして取引先(収入源)を増やしておくんです。  それは生涯年収の最大化にも繋がるし、本業のリスクヘッジにもなります。僕はどれだけ副業で稼いでも、副業一本にはせず、本業と副業の両立をしていくつもりです」

どこなら自分の市場価値がより高められるか

 また、moto氏がもう一つ大切にしているのが「社外における市場価値」だ。 「今は会社の中の評価だけでなく『転職市場で、自分はいくらの値段がつくのか、どれだけの価値があるか』を考えないといけません。自分が転職しようとしたとき、自分の競争相手は誰なのか?を考えないといけない。  例えば、最近だとベンチャー企業の年収レンジが上がっていることもあって、ベンチャー企業のCFO(最高財務責任者)ポジションは、これまでの財務や経理経験者だけが応募するのでなく、外資系金融でMDを務めた年収数千万円クラスのトッププレイヤーも参入してきています。  人材の流動性が高まったことで、自分よりもハイクラスな人材と比較される時代になっているので、自分よりも実績の高い人材とバッティングしたときの自分の強みは何か、バッティングせずに戦える自分のポジションはどこかなど、常に自分の市場価値はどこなら高いのかを考えています」  加えて重要なのは「自分が何歳までにいくら稼ぎたいのかという、願望の解像度を高めておくこと」とmoto氏。一時的に年収を上げるのではなく長期的に稼ぎ続けるには、確固たるビジョンが必要なのだ。
moto氏

moto氏

【moto氏(32歳)】 本業はベンチャー企業の営業部長。今夏に初著書『転職と副業のかけ算』を扶桑社より発行予定。ツイッターは「@moto_recruit」、ブログ「転職アンテナ」は日本最大手のASP「バリューコマース」から昨年の年間MVPとして表賞されるほどの人気サイト <取材・文/週刊SPA!編集部> ※4/23号の週刊SPA!特集「[稼げる人]の思考法」より
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート