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任天堂、ソニー、カプコンの業績は? コロナ禍で株価2倍のゲーム業界

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 コロナ禍で数少ない“勝ち組”となっているゲーム業界。今回は年末商戦を終えた各社の第3四半期決算(2020年4~12月)をチェックしていきたいと思います。最初の緊急事態宣言の日(2020年4月7日)から、株価はどのくらい上がったのでしょうか?

主要ゲームメーカーの第3四半期決算は?

●任天堂 2020年4月7日 終値 株価43190円 2021年2月10日 終値 株価64350円
任天堂

任天堂公式サイト

 任天堂の2021年3月期第3四半期の連結業績は、社会現象化した『あつまれ どうぶつの森』が4~12月で1620万本上乗せ(累計3118万本)と引き続きハードを牽引して絶好調。全体の売上高は1兆4044億円(前年同期比37.3%増)、営業利益は5211億円(同98.2%増)と驚異の数字を叩き出しています。  特に9月に「スーパーマリオブラザーズ35周年」のキャンペーンタイトルの1つとして発売した『スーパーマリオ3Dコレクション』が、832万本と予想を超えるヒット。『マリオカート8 デラックス』『リングフィット アドベンチャー』などロングセラータイトルを多数抱えているのも強みです。 ●ソニー 2020年4月7日 終値 株価6525円 2021年2月10日 終値 株価11990円
ソニー

PS5公式サイト

 ソニーの第3四半期は売上高6兆7789億円(前年同期比4.1%増)。昨年11月にPS5を発売したゲーム&ネットワークサービス分野は、売上高8832億円(前年同期比40%増)、営業利益802億円(前年同期比50%増)と大幅増。ハード立ち上げ初期の製造コストをはねのけ、ゲームソフト、定額ネットワークサービス「プレイステーション プラス」などが増益に貢献しています。  PS5は第3四半期の販売台数450万台(12月末時点)。年度中760万台を目標に着々と進んでいます。資料には「強い需要には充分に応えられていない」とのコメントもあり、生産が追いついていない状況のようです。PS5ユーザーの「プレイステーション プラス」の加入率は87%で、この安定収入がゲームビジネスを支えています。
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カプコン、スクエニ、コナミの業績は?
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