ポスト『ポケモンGO』は? 最新AR位置情報ゲームの本命はコレ
『マインクラフト アース』は、ARや位置情報の要素が取り入れられ、スマホを通すと街がマイクラ世界に早変わり! 「マインクラフトをキミの世界に」をコンセプトに、現実世界で素材や動物などを集めて、自由に建築物を作り、設置することができます。
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
また、特定の場所に行くとさまざまなマイクラ世界が出現し、レアな素材を採掘したり、モンスターと戦ったりできる「アドベンチャー」が楽しめる要素もあるとか。他プレイヤーとの協力もでき、素材集めに散歩するのが楽しくなりそうなタイトルです。
『マインクラフト』のプレイ人口から考えて、ヒットが確実視されている本作。ただ、『ポケモンGO』のようにライト層を巻き込んでのブームになるかは未知数です。『マインクラフト』の自由度の高さと遊び応えは、ゲーム初心者にとっては逆にとっつきにくいと感じる部分でもあります。ピカチュウを筆頭に「かわいいキャラが獲れる!」というキャッチーな面白さが薄い分、そこをどう補うかがカギになりそうです。『マインクラフト アース』は、クローズドベータテストが今夏アメリカで開始予定です。
もう1本は『ポケモンGO』のナイアンティックが贈る新たな位置情報ゲーム『ハリー・ポッター: 魔法同盟』、通称“ハリポタGO”。2019年の配信開始が予告され、すでに事前登録も始まっています。
こちらは魔法界で発生した大災厄により、魔法の道具や魔法生物がマグル界(現実世界)にあふれ出してしまい、プレイヤーが回収・捕獲に奔走するという内容。『ポケモンGO』との違いとしては、「魔法動物学者」「教授」「闇祓い」という職業の概念があり、プレイヤーがアビリティ、スキルを習得していくというRPG寄りのシステムがあります。
シリーズ累計5億部を超えているファンタジー小説『ハリー・ポッター』は、映画も大ヒットし、日本でももちろんおなじみの存在。ナイアンティック開発ということで、『ポケモンGO』のユーザーを引き込みやすいというのもプラスに働きそうです。
いずれ『ポケモンGO』に『ハリポタ』にちなんだアバター衣装や色違いポケモンが登場したり、逆に“ハリポタGO”にポケモンが顔を出したりと、両者のコラボもあるかもしれません。ニュージーランドとオーストラリアでは一足先にベータテストが始まっています。配信まではあと少しです。1
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