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『ハリポタGO』は世界的に静かな立ち上がり…日本での巻き返しなるか?

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 5億部超の大ベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズを題材にした位置情報ゲーム『ハリー・ポッター:魔法同盟』の日本での配信が迫ってきました。今夏配信とのことですが、7月2日にプレスイベントが予定されているため、その直後にスタートという見方が有力です。  6月21日のアメリカ、イギリスを皮切りに、現在は約140か国・地域で配信が始まっています。米の調査会社によると、最初の週末での全世界DL数は約300万、売上は約110万ドル。『ポケモンGO』が最初の4日間で2400万DL、売上2800万ドル以上と桁外れの数字を叩き出したのに比べると、かなり静かな立ち上がりとなりました。

ハリー・ポッター:魔法同盟

 といっても、『ポケモンGO』が配信された3年前はAR自体が珍しく、ポケモンたちが現実世界にいるビジュアルだけでもインパクトがありました。そのころの『ポケモンGO』の数字と比較して、「失敗だ、成功だ」と言うのは早計かもしれません。  実際にアメリカのApp Storeでは星4.5を超えており、レビューサイトでも、『ハリポタ』ワールドに没入できるミステリアスな雰囲気や、『ポケモンGO』よりも進化したAR技術を評価する声が上がっています。現実の風景を背景にしたまま遊びやすくなったことで、臨場感もアップしました。見慣れた街並みにハグリッドやヒッポグリフが溶け込んでいる様子は、やはり『ハリポタ』ファンにはたまらないものがあります。 『ポケモンGO』も、レイドバトルや「コミュニティデイ」イベント、交換機能など配信後もさまざまな機能を実装して、盛り返しに成功しました。現在のスマホゲームは終わりのないマラソンのようなもので、いかに参加者を飽きさせず、新規を取り込んでいくかという運営力がカギを握ります。この『魔法同盟』も原作映画や小説の新たな展開をきっかけに、イベントなどで勢いが増す可能性は十分に残っています。
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ライトな『ポケモンGO』ユーザーを取り込めるか?
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