更新日:2023年03月28日 09:46
カーライフ

スープラ、シビック、デリカ、RAV4…「いつの間にこんなんなっちゃったの!?」 なクルマ図鑑

ワゴンR、シビックもいつのまにかすごいことに

 思えばワゴンRも、いつのまにかすごいことになってるのでちゅ。  初代ワゴンR(’93年登場)は、軽自動車界にトールワゴンという新しい分野を切り開いたパイオニアで、そのデザインは機能美の極致! シンプルライフな姿勢が心を打ったものです。  ところが、現行ワゴンRスティングレーはというと、まるでチビキャデラックじゃないでちゅか! まさかメザシ定食が26年後にキャデラックになるなんて、土光敏夫さん(知らない人は検索してね)もお墓でびっくり仰天でちゅね。
オートクラブ

【ワゴンR】初代・26年前

オートクラブ

【ワゴンR】現行

 極めつきはシビックか。初代シビック(’72年登場)と言えば、CVCCエンジンで、世界で初めて排ガス浄化を実現した革命的な小型車。サイズは、今のアルトよりほんのちょっと大きい程度で、まさに子犬ちゃんでした。  そのシビックも、代を経るごとにデカくなり、それとともに国内販売は低迷。先代はついに海外専用車になったけど、現行モデルで復活! このあたりはRAV4と同じだ。  そのサイズはというと、なんと私のBMW(先代3シリーズ)よりデカくなっておりまする! そして顔はこんなに怖いツリ目でちゅ! 子犬がぐんぐん育って、ついにドーベルマン刑事になったんでちゅね。
オートクラブ

【シビック】初代・47年前

オートクラブ

【シビック】現行

【結論】  商品は時代に合わせて変わらなきゃ生き残れませんが、それにしても、みんなこんなにデカくて怖い顔になっちゃって……。このままじゃ、そのうちみんな怪獣になって、地球が滅ぶんじゃないかと心配でちゅ!
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
1
2
3
【関連キーワードから記事を探す】