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世界的SUVブームのなかカーマニアは絶滅危惧種のスポーツカー保護運動を見守る義務がある

 こちらの写真、右の派手なのが新型スープラプロトタイプで、左は先代スープラでございます。このスープラはトヨタのスポーツカーで、2代目までは『よろしくメカドック』でおなじみ、セリカXX(ダブルエックス)というネーミングでした(北米では初代からスープラ)。そんなスープラが満を持して’19年に復活! このご時世、スポーツカーは売れるんでしょうか?

オートクラブMJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

新型スープラをトヨタが出すのはスポーツカーという絶滅危惧種の保護運動!?


 みなさまにはどうでもいいこととは存じますが、2ドアでペッタンコな形をした、いわゆる“スポーツカー”は、全世界的に絶滅の危機に瀕しております! スーパーカーや超高級スポーツカーは我が世の春を謳歌していますが、それより下のクラスはかなりイカンのです。

 今の日本で、新車で買える1000万円以下のスポーツカーが何車種あるか数えてみたところ、国産車が5つ、輸入車が7つという感じでした。全部で400車種くらいあるなかで、合計たった12ぽっち!

 細かく見ると、国産スポーツカーには300万円以下でも買える普及版が多く、ロードスター、86/BRZ、S660、コペンと4つあるのですが、そこから上、1000万円までのクラスとなると、フェアレディZくらいしかない。

 そのZは、ほぼ放置プレイの生き腐れ状態。かつて栄華を誇ったS2000やスープラは、2000年代に消滅。いつの間にかこのクラスは、ポルシェのボクスター/ケイマンが全世界的に強くなり、誰も太刀打ちできなくなりました。

 ところが! このたびトヨタは、逆風にもめげず、スープラを復活させることになったのです! ただし単独で復活させるのはムリなので、BMWと共同開発し、Z4の兄弟車としてリボーンします。

オートクラブ
オートクラブ

新型スープラの兄弟車・新型BMW Z4。試乗したスープラはプロトタイプのため「エンジンや内装の写真は載せちゃダメ!」とのことだったので、Z4の写真からイメージを膨らませてください! ちなみにZ4はオープンカーであります

 トヨタとBMWが、いったいなにをどう共同で開発したのか、詳細は不明ですが、ボディの骨格は共通で、エンジンはともにBMW製の3リッター直列6気筒ターボ。それ以外は全部別々らしく、デザインもまるで違いますが、とにもかくにも、まもなくトヨタはスープラを復活させるのです!

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いったいナゼ復活させるの?

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