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朝ドラでヒロインが結婚しないのは?朝ドラ100作トリビア集

 現在放送中のNHKの朝ドラ『なつぞら』も残すところあと1カ月。いよいよ佳境である。  だが、本作を観ていて途中で気になったことが……。それは広瀬すず演じるヒロインのなつが“なかなか結婚しなかった”こと。番組開始から4カ月後というのは、朝ドラ史上でもかなり遅いほうだろう。途中まで“ひょっとしてなつは結婚しないの?”と思ってしまったほどだ。
連続テレビ小説 なつぞら Part2 (NHKドラマ・ガイド)

『連続テレビ小説 なつぞら Part2 (NHKドラマ・ガイド)』

 そこでドラマウォッチャーの筆者が、気になって調べてみたのが“これまでの朝ドラで独身のまま終わったヒロイン”。今回はこのネタを含めた“朝ドラの歴史ネタトリビア”をご紹介しよう。

ヒロインが独身のままだった朝ドラは結構ある

 このケースは、過去作があまりにも膨大なため、本当のところ調べきれていない。だが、今作の『なつぞら』より前の20作に絞ると、なんと4作品もあった<( )内はヒロイン名。若い設定のまま終わったドラマも>。  順に挙げていくと2009年上半期の『つばさ』(多部未華子)、2010年下半期の『てっぱん』(瀧本美織)、2013年上半期の『あまちゃん』(能年玲奈)、そして最後が2016年上半期の『とと姉ちゃん』(高畑光希)。
とと姉ちゃん 完全版 DVD BOX1

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 最初の3作はドラマのモデルとなった実在の人物がいないケースであったが、最後の『とと姉ちゃん』はドラマのモデルとなっている暮らしの手帖社の創業者・大橋鎭子が生涯独身を通したこともあり、同作のヒロイン・小橋常子も最後まで結婚することはなかった。  作中では帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)との淡いロマンスは描かれていて、2度も結婚のチャンスがあった。だが、その度に星野が東京を離れる運命となり、東京での家族との生活を優先する常子との恋が成就することは結局なかったのだった。

ドラマなのになぜ“小説”? その意外な理由

 誰もが当たり前のように『朝ドラ』と呼んでいるが、この朝ドラというのはあくまで通称で、正式名称は『連続テレビ小説』。ではなぜドラマなのに“小説”なのかというと、その答えのヒントは新聞にある。  戦後、新聞に毎日連載される新聞小説から、朗読とドラマを融合させたラジオ番組のラジオ小説が誕生。それがさらに発展し、長編小説をテレビドラマ化し、放送することに。その際に『連続テレビ小説』と命名されたというワケ。

最も遅く舞台になった都道府県は埼玉県

 基本的に朝ドラは半年ごとに東京制作と大阪制作で入れ替わる。また、ヒロインが地方から上京するか、大阪に行く話が大半なため、その舞台の地になっている都道府県の多さをランキングすると当然のように東京都(52作)と大阪府(30作)が1&2位を占めるという順当な結果となっている。
 つばさ 完全版1

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 だが、中にはこれまでの100作の中でたった1回しか舞台になっていない、ある意味貴重な県もチラホラと……。その代表格が今年大ヒット映画『翔んで埼玉』で一躍話題となった“埼玉県”。ヒロインは多部未華子で、小江戸・川越市の地元コミュニティラジオ局を舞台にした『つばさ』という作品だった。ちなみに同作は朝ドラ80作目。しかも埼玉県が舞台になったことで、日本全国47都道府県すべてが朝ドラの舞台地となった記念的作品ともなったのである。  ちなみに、1回しか舞台になっていない都道府県は、埼玉・千葉・栃木・群馬・富山・福井・愛知・岡山・香川・高知・長崎。
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朝ドラなのに時代劇があった
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