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きっかけは壇蜜!? 30代メタボ男性がジム通いを続けられたワケ

壇蜜目当てにジム通いが楽しくなった

 それから浩二さんは「今日は壇蜜さん来ているかな?」とジムに通うことが楽しみになったという。 「壇蜜さんもかなり頻繁に通っているみたいで、3回行けば1回は会えましたね。まぁ、ちょっと離れたところで本人を確認できるだけなんですが……嬉しくて。壇蜜さんを見かけた日はテンションが上がって、いつもの倍ぐらい泳ぐこともありました」  思わず夢中になり、いつの間にか週5ペースで泳いでいたら「だんだんとスリムになってきた」と浩二さん。 「とにかく、壇蜜さんが来ているかもしれないという動機だけで毎日のように泳ぐようになったのですが、痩せてきたら体が軽くなったのがまた気持ち良くて」  さらに、彼女のストイックな泳ぎっぷりにも尊敬の念を抱くようになったそう。 「壇蜜さんはこんなに努力して美を保ち、たくさんの人を幸せな気持ちにさせてくれているのに、僕は何をやっているんだ……という気持ちになって。それからは、トレーニングマシンを使い筋トレに励むようになりました。水泳のお陰で体力がついていたからか、筋トレもさほど苦に感じず始めることができました。それどころか、すっかりハマってしまって」 壇蜜 自分に筋肉がついていく様子を鏡で見て、うっとりするのが至福の時なのだとか。 「今では壇蜜さんを見に行く時間があるなら、自分の筋肉を育てたいなという感じで。すっかり壇蜜さん離れできました(笑)。でも、もっとムキムキになれたら彼女みたいな美女に振り向いてもらえるかもしれない、なんて密かな野望を抱いています」  何がきっかけで本気になれるかは人それぞれ。通っていたスポーツジムにたまたま有名人がいた…などというレアケースではあるが、多くの人が途中で挫折してしまう筋トレをストイックに続けられる動機を手に入れられたのは、素直にうらやましいと思う。<取材・文・イラスト/鈴木詩子>
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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