ライブでは、ペンライトもコールも決まった振りもなし
risano:ハスキーボイスが特徴。L.A.に単身ダンス留学をしていた
――ライブでも、他のアイドルグループだとお客さんがペンライトを振ったり、曲の合間にコールを入れたりするんですけど、リリスクの場合は一切ないですよね。これは前の体制の時からですか?
minan:最初からですね。自然と。多分、曲調的にペンライト振ったり、合いの手のコールをいれにくいからだと思うんですけど。
――なるほど。でもそのおかげで、アイドルの現場に苦手意識を持つ人でもライブに来やすいっていうのはありますね。
hime:確かに。最近、
女の子のお客さんが増えてるのは、来やすいからかもしれないですね。
――ライブにおける皆さんのパフォーマンスも、ほとんど振り付けやフォーメーションを決めずに、全員が自由に動き回る、いわゆる“大所帯のヒップホップクルー”スタイルですが、これは新体制になってからですか?
hime:そうですね。最初は振付とか全部決まってたんですけど、プロデューサーさんにKANDYTOWN(※)のライブ動画を見せて、こんなライブがしたいって提案して。そこからどんどん崩していって、今の形になりました。皆のこと見てて、
今の体制ならできるかなって。こっちの方が向いてるなって思って。
※KANDYTOWN:東京都出身のMC、DJ、トラックメイカー総勢16名からなるヒップホップ・クルー
――しかも5MCのガールズラップグループって世界的に見てもいないですもんね。
minan:それ、インタビューで最近言われて気づきました(笑)。
インタビュー中も和気あいあいなメンバーたち
――あと、ライブを見てて思うのが、いつも皆さん和気あいあいとされてて、あまり先輩後輩みたいな関係性はないんですかね?
risano:一切ない。申し訳ないけど一切ない。すいませんね(笑)。
hime:すいませんねじゃないよ(笑)。
minan:いや、でもステージ上ではそんなの関係ないし、私たちに対してはいいけど、メンバー以外の人にはちゃんとしてもらわないと……。
risanoは海外留学していたせいもあって、
誰に対してもラフに接しちゃうというか、最初の頃は敬語も使えなかったし、ヒヤヒヤで。楽屋とかでも一人にしておけなかったんです。
hime:minanさん、ずっとrisanoの後を付いて回ってた(笑)。
risano:ウソ!? 知らなかった(笑)。
hinako:目を離したすきにrisanoがいなくなると
「どうしよう、どうしよう」って。
minan:失礼なことでも平気で言っちゃてたんですよ。悪気はないけど、礼儀を知らなかったから。そういう意味じゃ成長したよね。
hinako:risanoがふら~っと行ってバーっとしゃべってる時、みんなお化粧とかしてても、minanさん
絶対手を止めて見張ってたから(笑)。
――そんな知られざる苦労が(笑)。メンバー同士でのケンカはないんですか?
risano:ケンカっていうか、言い合いはめっちゃありますよ。
yuu:私とrisanoは、パフォーマンスに関することで言い合うことはよくあります。
risano:最後まで話し合って理解する。お互いがOKって思うまで話し合えるし、
言いたいことは言える間柄ですね。みんな。
minan:あ、私は言わないですよ。
risano:(飲んでたお茶を噴き出す)
全員:(笑)。
hime:全否定(笑)。
minan:まあ、risanoは何でも言ってるけどね(笑)。だって全員が全員、言いたいこと全部言ってたら、ひっちゃかめっちゃかになっちゃうし。
――こうやってチームワークも高まってきたグループですが(笑)。今後の目標を教えてください。
minan:プロデューサーがよく言ってるのは、個人個人でも活躍して、しかも
5人まとまったらグループとしてもめちゃくちゃ強いっていう、そういう活動の仕方ができたらいいなとは思っています。あとは、ライブで日比谷野音に立ちたい。
満員の日比谷野音でワンマン。
risano:しかも即完で。来年やれたらなー。
――では、最後にツアーファイナル公演への意気込みをお願いします。
minan:初のホールなので、ライブハウスと違ってパフォーマンス勝負になるかなと。だから、こっちのパフォーマンスがしっかりしてないとお客さんは、絶対楽しくないなと思うんで、だいぶ気合いは入ってます。ただ、まだ新曲がきてないから……。
――皆さん、曲の覚えは良い方なんですか?
yuu:いや、だからもう頑張るしかないです。
hinako:2日前にきたこともあったよね。
――2日前!?
minan:そう、ただね、そう言いながらも
ウチら出来ちゃうんですよ(キリッ)
全員:(笑)
risano:そうね。でも出来ちゃうから、どんどんこうやって無茶ぶりされちゃうんだよ。だからここは記事に書かないで欲しいなー(笑)。
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果たして、11月24日のツアーファイナルで披露する新曲は間に合うのか? そして、メンバーは曲を覚えられる余裕はあるのか? 気になる人は“鬼気迫る”ホール、もとい「よみうりランド 日テレらんらんホール」公演をチェックしとけ! <取材・文/ポポ伊藤 撮影/山田耕司>