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ピエール瀧逮捕でファン悲しみの絶叫「せめて逮捕があと5日遅ければ…」

 ミュージシャンで俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)が、3月12日麻薬取締法違反容疑で逮捕された。テクノユニット・電気グルーヴのメンバーであり、近年では俳優・タレント・クリエイターとしての活躍も著しく、世間的には後者の顔の認知度の方が高いかもしれない。
電気グルーヴ

電気グルーヴ オフィシャルサイトより。逮捕翌日には「ピエール瀧の逮捕について」【電気グルーヴツアー 公演中止のお知らせ】が掲載された

 実際、逮捕後には放映中のNHK大河ドラマ『いだてん』をはじめ、テレビやラジオのレギュラー番組、今後公開予定だった映画作品などの影響を心配する声が多くあがっている。  しかし、長年のファンのなかには、“俳優のピエール瀧”よりも“電気グルーヴのピエール瀧”としての悲しみの声をあげている人たちの方が多い。

電気グルーヴのライブを楽しみにしてたのに……

 電気グルーヴデビュー当時からのファンである伊澤将利さん(仮名・40代)はこう語る。 「そりゃ、大河ドラマとか『アナと雪の女王2』(吹き替え版のオラフの声をピエール瀧が担当)とかの影響が大きいってのはわかりますよ。でもね、僕らファンにとっては、なによりも電気グルーヴのライブが中止になったことの方が大きいんですよ」  電気グルーヴは現在「電気グルーヴ30周年“ウルトラのツアー”」の真っ最中。3月15日と16日には、ツアーファイナルとしてZepp Tokyoでの公演が予定されていた。もちろん逮捕を受けて公演は中止が発表されている。 「30周年ですよ、30周年。もちろんコカインは絶対にダメなことですし、無茶なこと言ってるのは承知のうえなんですけど、あと2公演、ファイナルの2公演が終わるまで、逮捕は待ってもらえなかったかな……とか思っちゃうんです。やっとチケットがとれて、僕自身すごく楽しみにしていたんですよ。『(ライブのために)金曜は早めに帰るから!』と同僚に伝えた翌日に逮捕なんて……」  電気グルーヴは1989年、石野卓球とピエール瀧らが中心となり結成。1991年、アルバム『FLASHPAPA』でメジャーデビュー。日本の音楽シーンに“テクノ”というジャンルを確率した立役者的グルーブだ。音楽的な影響もさることながら、「オールナイトニッポン」をはじめとするラジオ・テレビなどでの石野卓球、ピエール瀧の破天荒な言動は、90年代に青春を過ごした若者たちに多大な影響を与えた。  2001年には、一度グループとしての活動を休止。2004年に活動を再開するまでは、石野卓球はDJやプロデュース業、ピエール瀧は俳優・タレント業を中心にソロ活動を行なっていた。ピエール瀧が俳優・タレントとしての認知度があがっていったのは、この頃からだ。
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