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長州力のTwitterがキレすぎ…独特の言語センスを振り返る

「墓に糞ぶっかけてやる!!」:敵対団体の煽りに耐えかねて炸裂した、“オーバーキル罵倒”

 1991年、高田延彦が立ち上げたプロレス団体・UWFインターナショナル(以下UWF)は、他団体を煽りまくるような過激なスタイルで注目を浴びていた。当然、長州が率いる新日本もその標的に。  度重なる衝突と、消えることのない遺恨を重ねていた折、UWFの3選手が長州を挑発。ついに堪忍袋の尾が切れた長州は「何がルールだ、このクソばか野郎! あいつら死ね! あいつらが死んだら俺が墓に糞ぶっかけてやる!」と、弩級の罵倒を浴びせたのだ。  たとえ相手が死んでいたとしても、糞をぶっかける――やるときは徹底的にやるという、長州のストロングスタイルが如実に現れた名言ではないだろうか。しかもこの名言、よく確認すると長州が直接手を下そうとはしていないあたり、ある種のやさしさが垣間見えるのも味わい深い。

「食ってみな、飛ぶぞ」:絶品のホタテを食したときに発した、キワどすぎる食レポ

 現役時代、数々の名言をこの世に残してきた長州。しかし、引退してTVのバラエティ番組によく登場するようになってからも、その勢いは衰え知らずだ。
 お笑いコンビの千鳥が、さまざまな有名人が行う旅ロケにツッコミを入れまくるバラエティ番組『相席食堂』(朝日放送テレビ)。こちらの2018年5月20日の放送回に出演した長州は、北海道の猿払村を探訪する。  現地の漁師一家と交流を深めた長州は、地元で獲れた新鮮なホタテをごちそうしてもらうことに。その味を絶賛する長州は、同行スタッフに一言「食ってみな、飛ぶぞ」と発言。VTRを見ていた千鳥は「『食ってみな、飛ぶぞ』は1回ヤッとる人なんよ」とコメントし、まるで“違法なナニカ”を試したことがあるかのような、長州のキレキレの表現を見逃すはずがなかった。

「先手を取ったのは誰だ? う……馬です!」:競馬実況の概念を覆した衝撃発言

 その味わい深すぎる滑舌が、ネット上で愛されている長州。同じく強烈な滑舌を持つ元プロレスラー・天龍源一郎と、その滑舌を競ってニコニコ生放送で競馬の実況対決をしたことがあるのだが、その練習風景を収めた動画では、もはや滑舌うんぬんには収まらない珍実況を披露している。  レースがスタートするや、必死に実況をしようと試みる長州だったが、刻々と変わる各馬の位置、複雑な馬の名前を的確に実況するのは、やはり至難の業だった模様。焦ってしまった長州は、なんと「先手を取ったのは誰だ? う……馬です!」と、元も子もない衝撃発言をしたのだ。  その後も「あとは馬がいろいろいます!」と豪快極まる実況を繰り出し、レースは終了。インタビューでは「お酒入ったらもっと滑舌いいですよ」と、思わず「そこじゃないのでは?」と物申したくなる、愉快な感想を述べていた。  ――伝説的な試合ぶりと、破天荒そのものな発言で人々を魅了してきた長州力。Twitterに進出した彼の動向は、1秒たりとも目が離せない。<文/TND幽介(A4studio)>
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