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まるで『深夜食堂』…寿司屋なのにメニュー外の料理を作ってくれる店

 敷居が高く、庶民が軽々しく足を運べない。そんなイメージを持つ人が多いであろう、所謂回らない寿司屋。だが、そのような概念に囚われない、気軽に入れるユニークな店があるという情報をキャッチした取材班。その真偽を確かめてみることに。

開店前なのにほぼ満席状態の寿司屋

鮨dining 松雪

鮨dining 松雪

 JR武蔵野線・西浦和駅。徒歩10分ほど歩いたところにあるのが『鮨dining 松雪』だ。取材班は開店の30分ほど前に現地に到着した。  しかし、座敷席にはすでに数名のお客がお酒を飲んでいる状況。「あれ、開店前では…」と戸惑う。そんな取材班の当惑を知ってか知らずか、取材の挨拶もそこそこに、大将の「注文は?」のアナウンスが。ひとまずメニューにあった「本日のにぎり6貫」を注文した。
鮨dining 松雪

The寿司屋な雰囲気の店内

鮨dining 松雪

カウンターには、鮮度のよさそうな魚たちが

 お寿司を握ってもらっている間も、常連客らしき人達が次から次へと入店してくる。「ごめんね開店前にー」なんて言葉を耳にすることもなく、17時前にはお店はほぼ満席状態に。  しかも「お、今日か。SPA!の日は!」「SPA!が西浦和に!」「SPA!、ちゃんと取材しろよ!」と、なぜだか取材に来ることをほとんどのお客が知っている様子。まあ、歓迎されるのはありがたい。
鮨dining 松雪

本日のにぎり6貫。めちゃくちゃうまい

俺(私)も(記事に)出してよ」といった要望を受け流していると、注文した「本日のにぎり6貫」が運ばれてきた。比較するのは失礼なのかもしれないが、回転寿司とは比べ物にならないほどうまい。仕入れの状況によってネタは違うが、旬なものやその日のいいネタを握ってくれるそうだ。

深夜食堂のようなコンセプト?

 ここまでは、ただ開店前にお客がいる普通の美味しい寿司屋だが、取材班は常連客が食べていたあるメニューに関心を持った。なんでも「カルボナーラポテトサラダ」というものらしい。  寿司屋とカルボナーラとは、なんとも妙な組み合わせ。しかも、そんなメニューはどこにも書かれていない。大将に曰く「前に作ったカルボナーラパスタをアレンジした創作料理」とのこと。ん? 寿司屋でパスタとは!?  実はこの店、その日に仕込んでいるものであったり、お客さんが「こんなの食べたい!」と注文すると、素材さえあれば和洋折衷なんでも何でも料理を作ってくれるのだ。我々もそんな評判を耳にし、取材に訪れたというわけだ。まるで、深夜営業ではない深夜食堂のようである。
鮨dining 松雪

カルボナーラポテトサラダ

 カルボナーラポテトサラダが非常に気になったので「こちらにもひとつ」と注文。そしてメニュー表にあり、寿司屋ではあまり見かけない食べ物、唐揚げ(松雪からあげ)を注文してみることに。
鮨dining 松雪

松雪からあげ

 カルボナーラポテトサラダの味だが、半熟ゆで卵とポテトサラダを一緒に食べてみるとまさにカルボナーラ風味。一体どうやって作っているのかと気になったが、先ほど注文していた常連さんも「これどうやって作ってるの?何が入ってるの?」と、問いかけていた。また、寿司屋で食べるからあげの味も、甘辛いタレが絶品で、お皿はすぐに空になった。
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メニュー表にないものを注文してみると
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