仕事

新入社員を追いつめる老害上司。内定者ミーティングを欠席したら…

 就職内定の大学生などを対象に採用した企業の多くは、親睦を目的とした懇親会、研修前のミーティングを行っている。だが、会社によっては開催の連絡が直前になる場合もあり、ほかの予定と重なってしまうことも珍しくない。

5日後に内定者ミーティング開催のメールが届くも……

千田さん

千田さん

 医療機器メーカーで働く千田喜直さん(仮名・28歳)の前職は、ダイニングバーなどの飲食店を展開する某企業。実は、卒業旅行と内定者のミーティングが重なってしまい欠席したという。 「メールが届いたのは開催の5日前。このとき私は卒業旅行でヨーロッパに来ていて、帰国はまだ一週間以上も先でした。そのため、どう考えても参加は無理でした」  すぐにメールで参加できない旨をお詫びの言葉と合わせて送ったが、会社の担当者からの返信メールには「状況は理解したが参加してほしい」と書かれていたとか。事実上の強制参加とも受け取れる内容に、旅行を中断して帰国することも考えたそうだ。 「でも、帰国するには新たに日本までの片道航空券を買わなければなりませんでしたし、日程の半分も消化していないのにここで旅をやめることにも抵抗もありました。それでどちらの後悔のほうが大きいか自分なりに考えた末、旅を中止することのほうが後悔すると思い、やはりミーティングを欠席して旅を予定通り続けることにしました」  それでも少しでも心象を良くしようと、メールではなく国際電話をかけて欠席することを直接謝罪。対応してくれたのはメールの相手の上司で「ミーティングの内容は後日メールで連絡するから卒業旅行を楽しんできなさい」との温かい言葉をかけてもらったそうだ。

内定者ミーティングの欠席が許せなかった先輩社員

 おかげで欠席したことをあまり気にせず旅を続けることができたが、就職後の新入社員研修で千田さんに悲劇が襲う。ミーティング不参加を認めようとしなかった社員が研修担当で、事あるごとに彼に嫌味を言って絡んできたというのだ。 ミーティングイメージ 「『コイツは遊び(卒業旅行)を理由で内定者ミーティングをサボった不届き者。社会人としての自覚が足りない!』大勢の前で激しく罵ったんです。上司の方たちはほとんど顔を出さなかったので止めてくれる人もいないし、研修中の2週間は地獄でした。あまりに辛くて研修会場が逃亡して会社を辞めることも真剣に考えましたから」  同期入社の仲間たちが励ましてくれて、なんとか研修を乗り切ることができたが、配属先は例の社員がいる隣の部署。同じ部署じゃなかったのは不幸中の幸いだが、毎日のように顔を合わし、「それがものすごいストレスだった」と話す。 「近くに上司がいるときはおとなしくしていましたが、居なくなった途端に『今日はちゃんと会社に来てるんだな』って嫌味の一言や二言は必ずある。隣の部署でこれですから同じ部署にならなくて本当によかったですよ」  ちなみにこの会社を辞めたのは入社から丸3年が経った時期。その数か月前に異動を言い渡され、それがあの社員と同じ部署だったからだ。
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同じ部署で働くなら辞めたほうがマシ
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