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「吉野家」の色違いにはどんな意味がある? 青、黒、緑の吉野家も…

「黒」の吉野家はカフェさながらの「クッキング&コンフォート」

ブラック

スタイリッシュな印象の「黒」い吉野家。その正体は…

 最近、ネットで話題となることの多い「黒」い吉野家。都内では恵比寿駅前店、秋葉原店、早稲田駅前店、赤坂三丁目店など、続々と増えている。どこかオシャレでスタイリッシュな雰囲気が漂うが、その正体を聞けば現在拡大中の店舗モデルだという。 「黒い吉野家は、①『外食ならではの美味しさ』の実現、②『食事空間価値』の提供、加えて③従業員が働きやすい労働環境の実現を目指した、現在順次拡大中の店舗モデルです。“クッキング&コンフォート”をテーマに、調理と快適性をお客様に提供します」  黒い吉野家は、従来の店舗とは異なり、「お一人様からグループ、ファミリーのお客様でも利用しやすい店舗」だと言い、カウンター席ではなくソファ席を中心としたカフェ風の内装となっている。 「コーヒーサーバー(※一部郊外店舗には、ジュースサーバーもアリ)やケーキもありますので、ランチや夕食はもちろん、ママ友や友人とゆっくりお話したいときにもご利用いただけます。また、オレンジ看板の吉野家では販売していないから揚げなどのメニューもあり、店内はもちろんテイクアウトもできますので、夕食のおかずの一品としてご利用いただければと思います」
チーズバジル丼

「黒」い吉野家限定のチーズバジル丼とチョコレートケーキ

 これまでの「吉野家=牛丼屋」のイメージを覆した店づくりが特徴。男性がひとりで牛丼をかきこむ……という光景だけでなく、男女問わず大勢でも楽しめるような店づくりを意識しているそうだ。「黒い店舗限定」のメニューとして、チーズペペロンチーノ丼やチーズボロネーゼ丼など、どこかイタリアンな丼が話題になることも多々。現在はチーズバジル丼が食べられる。また、からあげもネットでは「美味しすぎる」との投稿が目立つので、見つけたら一度は試してみたい。  店で作る本格的な十割そばが楽しめる「青い吉野家」に、時にカフェのように、時に中食需要にも応える「黒い吉野家」……そしておなじみの「オレンジ吉野家」。  これからは「どの吉野家にしようか?」と迷ってみるのもいいかもしれない。<取材・文/松本果歩、写真/藤井厚年>
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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