“生娘発言”に芸能人が激怒! 吉野家元常務は自社牛丼をまずいと思っていたのか
文/椎名基樹
私個人としては、この発言で何が腹立たしいと言って、この元常務がどうやら吉野家の牛丼をまずいと思っているらしいところである。
私は吉野家の牛丼が好物で、時々無性に食べたくなる。若い女の子に高級な料理をご馳走する甲斐性もないし、そもそもデートする相手もいないけれど、私だってたまには回らない寿司屋に行くし、年に1度や2度位ならフランス料理のフルコースだって食べる。
それでも、吉野家の牛丼が食べたいのだ。それなのに、舌が肥えた者は吉野家なぞ食べないと、しかもそれを提供している側に言われるなんて、なんだか屈辱的である。
“生娘発言”はそもそもマーケティング戦略ではない
吉野家の元常務が大学のマーケティング講座で「生娘をシャブ漬け戦略」と表し、「若い女の子が、男に食事をおごってもらい、高級な味を覚える前に牛丼漬けにする」と言う趣旨の発言をして炎上した。 内容の低俗さもさることながら、これのどこが「マーケティング」なのかさっぱりわからない。日常的に使い、周囲が追従の笑いをしていたジョークだったのではないだろうか。昨今の舌禍案件のほとんどが、この裸の王様的構造が原因と思う。自社の牛丼をまずいと思っているのか
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』、週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』などを担当。近著は『オールナイトロング -私にとっての電気グルーヴのオールナイトニッポンとその時代』。Xアカウント @mo_shiina
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