仕事

真面目なのになぜかミスが多い新入社員…ゆるやかなモンスター?

「最近の若者は……」と嘆く人はいつの時代もいるもの。コミュニケーション能力や営業力が高い若者がいる一方、一緒に働く社員たちを不安に陥れるモンスター新人社員も、数は少ないながらも存在している。
ゆとり世代

写真はイメージです(以下同じ)

 今回は、育ちや性格はよいが、臨機応変な対応ができない現代的なゆとり世代のエピソードをご紹介しよう。

メモも取り、素直なゆとり世代

 山村行雄さん(43歳・仮名)は、ECサイトを運営する企業で、販促物やサイトのデザインなどを行うデザイン部門の部長をしている。部署は、アルバイトを含め6名程度おり、広告案件への対応など常にフル稼働している。 「うちは中途採用が多いため、即戦力がウリです。服装もカジュアルでOKだし、金髪もいます。自由な社風だと思いますが、ひとり1クライアントの案件を任せたり、責任は重大。フリーランスを希望しているデザイナーも、修行になると言っています」という。  このデザイン部署に入社してきたのが、新入社員の高山沙織さん(23歳・仮名)。ECサイトを運営している大本の企業に、知人の紹介で入社してきたそう。 デザイナー「採用面接などは、僕が一切かかわっていないんです。彼女は、デザイナーを志望していたため、僕のいる部署に配属になりました。ファッションセンスもあまりあか抜けておらず、彼氏もいないみたいで、おっとりとしたタイプ。よく聞いてみたら、女子校生活が長くて、バイト経験もあまりないようだったんです」  沙織さんは、言われたことは否定したりせず、メモを取って素直に聞く真面目な勤務態度だった。ただ、ファイルの添付忘れや、締め切りなどを忘れてしまうことが多々あったのだ。 「デザインのセンスは、ないわけではなかったのが救いでしたが…。言われたことを、自分で考えようとせず、すぐそのとおりに受け取ってしまうんです」  ある時、デザイン部で使っていた複合印刷機が壊れ、トラブルが起きる。 「急ぎだったのですが、会社決済でトナーを購入しようとしたら、すぐには決済が下りず、入荷にも時間がかかるようでした。仕方ないので、トナーを扱うメーカーに出向き、直販で購入することに。費用は僕が一旦、建て替えることになりました。お金を使うような子ではなかったので、信頼して沙織さんに現金を渡して買いに行かせました」
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『新卒の高山です』と電話に出てしまう
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