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元競馬記者の極秘馬券術 買い方だけで回収率アップを狙え

 新年度となる4月を迎えたが、コロナウイルスの影響で新生活が始まっていない人も多いことだろう。外出も控えざらえをえず、あらゆるエンターテインメントが中止になっているが、競馬はネット投票で馬券を楽しむことができる。これを機会に競馬をやってみようという方、また『予想は当たるのに馬券で勝てない……』、『そもそも馬券の使い分け方がわからない……』という方にはぜひ最後までお読みいただきたい。
鈴木ショータ

鈴木ショータ

買い方を工夫すれば回収率10%向上!

 馬券の種類は中央競馬の場合だと単勝、複勝、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単と実に豊富で、すべてを使いこなすことは難しい。それゆえ券種や賭け方を誤ると、自ら利益を下げてしまうことになる。  例えば、1000円の投資で2000円を的中させたら回収率は200%。しかしこれを2100円の払い戻しにすることができれば210%となる。この例ではたかが100円の差だが、こうした積み重ねが大事だと言いたい。  馬券が当たってそれで満足、ではなく、『もっと儲けることができたのではないか?』、『利益を最大化するためにはどんな馬券が良いのか』、『どんな買い方がベストなのか』、という研究を重ねてきた。そして馬券の買い方次第で回収率を10%ほど向上させることができるという結論に至った。  キーワードは「人気馬ほど簡単な馬券、人気薄ほど難しい馬券を買え」だ。

単勝か、馬単総流しか、3連単総流しか

 まず単勝を買おうと思ったときに検討すべきなのは、 ①単勝をそのまま買う ②馬単1着固定の総流しにする ③3連単1着固定の2~3着総流しにする  の3択だ。②③はともに、2~3着候補を総流しにしている時点で、本質的には単勝を買っているのと同じ意味合いになる。2~3着に来る馬によってオッズも異なるが、どの馬が来ても当たった時に同じ払戻金になるように賭け金を調整(※注)すれば、単勝と全く同じ意味を成す。 (※注)JRAVANアプリでは「配当均等型」というボタンを押せば、オッズに合わせて自動で賭け金を設定してくれる。  例えば全て1万円の払戻金になるように調整するなら、5倍には2000円、10倍には1000円、20倍には500円、といった具合だ。小難しい話は割愛するが、ここで大切なのは、①~③をうまく使い分けることによって、利益の最大化を図れるということだ。  では1番人気を買う場合、①~③のどの買い方が最も回収率が高くなり、利益を最大化できるのか。実際のデータを見ながら紐解いていこう。 ①1番人気の単勝回収率 78.4% ②1番人気の馬単1着固定の総流し 70.1% ③1番人気を1着の3連単1着固定の2~3着総流し 60.4% (データは2019年のJRA全レース)  いずれのパターンも「1番人気が1着」になれば的中するが、このように回収率に開きが出るのはなぜだろうか。それは我々馬券ファンの心理が深く影響している。『1番人気だと単勝も安いし馬単にしよう』と考えたことがある人は多いはずだ。こうした考えの人が多いあまりに、上位人気の馬や1番人気の馬ほど馬単や3連単が過剰に売れる傾向にあるのだ。「1番人気が1着になる」という予想は同じでも、馬券の買い方を変えるだけで回収率は大きく変わる。  回収率を向上させるためには、周りの人と同じ発想を持っていてはいけないということだ。「人気馬ほど簡単な馬券、人気薄ほど難しい馬券を買え」というキーワードは上記のデータに当てはまるもので、1番人気などの人気馬ほどシンプルに単勝勝負がオトクなのだ。

複勝か、ワイド総流しか、3連複総流しか

 上記は1着馬を当てる馬券のパターンだったが、「複勝圏内」に入る馬券も似たような傾向がある。直近の例として、マーチSで3着だったレピアーウィットを取り上げたい。この馬が「複勝圏内に入る」と予想した場合は、 ①複勝 ②ワイド総流し ③3連複総流し  の3択になる。では、どのパターンが最も利益を挙げることができるのか検証していこう。ここでは軍資金を10万円と仮定する。 ①複勝 5.8~9.5倍のオッズを示していたので、払戻金は58~95万円 ②ワイド総流し 上記のようにオッズによって10万円の賭け金を調整すると、1点あたりの払戻金は約45万円。ワイドは的中が2つ存在するため、合計して払戻金は約90万円 ③3連複総流し ②と同じように賭け金を調整すると、払戻金は94万円になる  この①~③の場合、みなさんならどの馬券を買うだろうか。①は最大で95万円となる可能性もあるが、③なら当たれば94万円を100%ゲットできる。結果的に①~③のように購入した場合、払戻金は、①約63万円、②約92万円、③約94万円となった。この場合、①の複勝を選択しただけで、全く同じ結果なのに②③と比べて30万円も利益を取り損ねているのだ。『人気薄だし複勝でも十分オッズがつくし複勝にしよう』と考えたことがある人。そんな人は①のパターンに陥ってしまいやすい人だ。「人気馬ほど簡単な馬券、人気薄ほど難しい馬券を買え」というように、人気薄の馬はあえてみんなが避ける難しい3連複などで勝負するべきなのだ。さらに応用編として紹介しておきたいのが、 ④3連単総流しマルチ  という荒業。これも馬券としては3連単だが、複勝圏内に入れば何が来てもどんな順番でも的中となるので、実質複勝と意味は同じなのだ。この④のパターンだと払い戻し金は約100万円になっていた。結果的に①→②→③→④と難しい馬券になるほど利益は増えていたということだ。ただ注意したいのは④のパターンは点数が増えすぎるということだ。1レースに最低でも10~20万円が必要になってくるので、あくまでここでは応用編としておく。  根幹となる話は上記の2つのパターンに集約されており、「人気馬ほど簡単な馬券、人気薄ほど難しい馬券を買え」というのがこの記事のまとめだ。以下はおまけとして、そのほかにも馬券を買うときに注意したいポイントをまとめておく。
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