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競馬場で馬券を買える楽しさを思い出した園田競馬探訪記

 3月3日から無観客競馬が続いていた園田競馬場が、9月30日より、観客の入場を受け入れることが発表された。園田競馬場の近所に住んでいる筆者は、さっそく足を運んだ。今回はその探訪記、そして馬券奮闘記である。筆者は競馬を現地観戦することが趣味なため、昨年末、園田競馬場と阪神競馬場のちょうど中間地点に引っ越しをした。毎日競馬場に通える幸せな日々! という夢は、コロナウイルスの影響で無観客競馬になった今年、はかなくも散った。  しかし、その無念を晴らす日が来た。10月2日、ファンの入場が再開されてから初のナイター開催にさっそく足を運んだ。 ※コロナウイルス感染拡大防止のため、競馬場に行く際は、園田競馬公式HP掲載の「ご来場時の注意事項」に目を通して下さい

有観客再開 白い砂の園田競馬場で思いっきり馬券を楽しむぞ!

園田競馬場入場門

園田競馬場入場門

 まずは入場門をくぐって、ゲートイン!(笑) 入場の際にはアルコール消毒が義務付けられ、マスクも鼻まで覆っていないと注意されるようになっている。徹底されているので、安心して競馬を楽しむことができる。場内に入ると、懐かしい感覚がした。久しぶりに生で見るサラブレッド。競馬場の風景、行き交う人々の会話。

白い砂がナイター照明に照らされる幻想的な園田競馬

 しばらく外出を自粛していたため、競馬場に来たことで、久しぶりに友人たちと会うこともできた。園田競馬を見るために東京から来た友人は、 「園田に来るために、午後休を取ってきました(笑)。やっぱりみんなで競馬を見るのが最高ですね。ずっと競馬場に行けなかったですし、1人でテレビ観戦するのも楽しくないので、最近はめっきり競馬も見なくなっていました。競馬場での人との交流が好きで、それも含めて競馬ファンだったんだなぁ、と実感しました」と話した。  確かに、他のお客さんの会話を聞いても、「久しぶり~!元気か~!」と話し合ったり、場内の職員の方との再会を喜んでいる人もいた。  競馬場というのは、競馬を観る場である一方で、人と人とのコミュニケーションの場にもなっているのだと感じた。無観客競馬になっても競馬は続いてきた。しかし、その間、人と人との交流は途絶えてしまった。競馬場があるから、存在する世界もあるのだ、と競馬場の良さを改めて感じた。

人との交流の場でもある競馬場

 また一緒に足を運んだ70才代男性の競馬ファンは、こう語った。 「入場再開の発表があり嬉しい気持ちがこみ上げてきました。場内に行き、近くで馬が見れるだけでワクワクします。入場門では、係の女性職員から歓迎の言葉があったり、コロナウィルスの注意喚起もあり、安心して入場する事ができました。また、ダートの砂を入れ替えたのを見たい気持ちもありました。実際に見てみると、競走馬にやさしい馬場になったと感じ、安心しました」  競馬ファンなら、やはり近くで馬が見られる喜びはこの上ないことだろう。また年配ファンにとっては、コロナウイルス感染対策は非常に大切になってくるので、今後も安全に競馬が楽しめる環境が続くことを願いたい。  4月にオーストラリア産の砂に入れ替えたダートコースも、ファンの前では初披露となった。従来のダートよりも白い色なのが特徴的だった。ライトアップされると、より映えるので、お近くの方はぜひ現地でご確認を。
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場内飲食店も健在! まぐろ専門店に激安天ぷら
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元「競馬エイト」トラックマン(栗東担当)。学生時代には中央、地方を全場渡り歩き、フランス、香港、ドバイまで駆け回っていた、根っからの現地観戦好き。『競馬伝道師』として週刊大衆やモンドTV「競馬バトルロイヤル」などでも活躍している。

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