お金

元競馬記者の極秘馬券術 買い方だけで回収率アップを狙え

馬連か馬単マルチか

 馬連と馬単マルチも実質的に意味は同じこと。そのため、馬連を買うときも、「馬単マルチの方が利益が大きいかも」と仮説を立てることが大切だ。ここでも大まかなパターンで言えば、人気馬同士の組み合わせなら馬連、人気薄同士の組み合わせなら馬単マルチをオススメしておく。迷ったときは「人気馬ほど簡単な馬券、人気薄ほど難しい馬券を買え」という大原則に戻るとわかりやすい。

馬連か枠連ゾロ目か

 枠連を購入する人はめったにいないと思うが、気を付けたいのがゾロ目のパターン。結論から言えば、これはもうオッズを見比べるしかない。2007年のヴィクトリアマイルでは枠連2-2が26740円だったのに対して、馬連は30740円もついた。全く同じ結果でも馬券によって利益に差が出てしまういい例だ。同枠同士の馬連を買うときは、枠連ゾロ目のオッズもチェックしておきたい。

オススメの投資法

 最後に個人的な馬券の買い方を紹介する。私のように「3着以内に入る最も人気薄」の馬を狙って予想している人にはオススメの買い方だ。それは3連複フォーメーション◎―(1~6人気)―(総流し)だ。私の場合、本命馬の複勝回収率は例年100%前後であったが、それでも馬券で大きく儲けることができないでいた。そうしたときに上記のように馬券の研究を重ねて、この買い方にいきついた。「人気馬ほど簡単な馬券、人気薄ほど難しい馬券を買え」という思考にたどりつき、穴馬の場合は3連複が最も利益を上げやすい馬券だということを発見した。3連複フォーメーションの2列目に(1~6人気)としているのは、だいたいの目安だ。  もちろん3連複フォーメーションで◎―(総流し)―(総流し)でもいいのだが、1~6番人気のうちどれかしら1頭はだいたい馬券に絡むので(1~6番人気のうち1頭でも絡む確率は96.2%)、このような買い方に落ち着いた。馬券としては3連複を購入しているのだが、気持ちとしては本命馬が3着以内に入ればほぼ当たりなので、複勝を買っているようなものだ。それでいて複勝よりも高い払戻金を得られるので、メリットしかないのだ。  かなりのボリュームとなってしまった上に、少し難しいと感じた方もいるだろう。ただ『難しい』、『めんどくさい』という人が多いからこそ、手間さえかければギャンブルは勝てる!というのが私の持論だ。とは言っても『楽して儲けたい』というのが人間の本音だ(笑)。ということで、ここでは「人気馬ほど簡単な馬券、人気薄ほど難しい馬券を買え」という馬券格言だけ覚えて、新たな馬券生活を送っていただきたい。
元「競馬エイト」トラックマン(栗東担当)。学生時代には中央、地方を全場渡り歩き、フランス、香港、ドバイまで駆け回っていた、根っからの現地観戦好き。『競馬伝道師』として週刊大衆やモンドTV「競馬バトルロイヤル」などでも活躍している。
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