更新日:2020年05月13日 16:41
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コロナショックはレズ風俗にも…キャストの4割が困窮に

オンラインサービスを開始したが…

 そんな状況の中、同店では新たに、オンラインサービスを実施。急場をしのいでいるという。
レズ風俗

リリースした伝言サービス(公式サイトより)

レズ風俗

通話サービス(公式サイトより)

「現在、キャストと女性のお客様がリモートで対応できる『伝言サービス』と『通話サービス』をリリースしました。当店のオンラインサービスは一般的からすると割高かと思いますが、『それでも支援したい』とおっしゃって頂けるお客様が多く、そういった点でもお客様に助けられていると感じています」 「オンラインサービスがなければ、耐えられなかったかもしれません……」と語る御坊さん。厳しい状況だが、今後の方向性についても語ってもらった。 「オンラインサービスの売上を含めても、現時点で前年度売上と比較し40%近く減少しており、これからの事業継続については本当に先が見えない状況となっています。このような状態ですので、今後の状況によっては最悪の場合クラウドファンディングを立ち上げることも検討しています。もちろん、やらないで済むならそれに越したことはないのですが……。  しかし、4月にキャストアンケートと併せて同時に実施した『お客様アンケート』では、募集期間3日という短期間にもかかわらず、多くのお客様から回答をいただきました。ほぼ、すべてのお客様から『居場所をなくさないでほしい』『今は逢えないけど、また利用します』『応援しています』と、激励のお言葉を貰いました……。厳しい状況ですが、やれることはすべてやって、お店は絶対に守ろうと心に誓いましたね」  元々、夜の店は昼の仕事だけでは十分な収入を得られない女性たちのセーフティーネットでもあった。それが今では、どちらの仕事でも満足に稼げないという人も多い。本業でも副業でも収入が激減したという女性が増え続ける中、政府は一刻も早く対応を進めるべきだと思う。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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