ZOC コロナ禍でファンへの思い募る。アイドル界の異端児たちのメッセージ
――こだわりが滲んでいますね。そんな今回のシングルから、巫さんが参加しています。さきほど少しお話にも出ましたが、巫さんが加入したことで雰囲気に変化は感じますか?
西井:まろが加入してパフォーマンスのレベルがさらに上がったとおもうし、安心感があります!
藍染:しかも、全体的に柔らかい雰囲気になりました。まろさんは強さも柔らかさも持っているので、グループ全体の見た目も中身も、より強くなりつつソフトにもなれたような気がします。ZOCはちょっと怖いイメージを持たれやすくて、場合によっては「怖く見えないように……可愛く……」と頑張ってたときもあったので、まろさんの存在はありがたいです。
戦慄:加入前は5人の圧が凄くて、どうにか髪型やメイクでかわいらしさを作っていたのですが、やはり無理がありました。あんなにかわいくて歌もダンスもできるなんて、まろは最強の武器ですね。私は正直、まろちゃんの加入が決まったときに「これからどうなっちゃうんだ~?」と不安になりすぎていたんです。
でも、実際に加入してみたらマジですんなりしすぎていて、むしろあまり変わってない(笑)。ただ、まろがいることで、ZOCのかわいらしさがムンムンに出た気はします。まろちゃんがみんなの雰囲気に馴染みすぎてて全然違和感がないです。居心地よすぎます。もう、ずっといてほしい!
大森:ZOCは私が作ったグループなのですが、選手兼任監督のような形で共犯者と名乗ってプロデュースしながらメンバーしているのを、マザーシップのような面だけ語られあまり人間扱いされていない感覚みたいになってきてしまい、どんどん私の面倒くさい部分や個性が孤立すると感じていたところ、巫まろちゃんは芸能界の先輩でもあって、仕事をふるとふったことの真意を捉えて倍返ししてきてくれたりして、同志という感覚をはじめてもらって、個人的にかなり救われました。好きじゃない戦い方はできないから、正直もう次の曲なんてできねえというところまで閉ざしていた未来に、光をくれました。
――それだけ大きな存在なのですね。巫さんは加入してみていかがですか?
巫:みんな、アニメのキャラクターのようにすごく強い個性があるところにびっくりしました。全員が同じことをしてもそれぞれの色に染まるところは、本当にすごくカッコいいです!!!
――あとは「SHINEMAGIC」の話も少し。曲やMVの注目ポイントをそれぞれ教えてください。
巫:眠っている私に靖子さんが手を差し伸べてくれて目覚めるシーンがあるのですが、まさに私の人生を表しているようで……。何度見ても鳥肌モンです。
藍染:かなのと私の戦闘シーンは気に入ってます! あと、最後のラップパートが全員いい笑顔なので観てほしいです。
西井:そうなんです。ZOCで初めてのラップに挑戦しているので、注目してほしいですね!
香椎:私はよく曲の中で巻き舌をするのですが、“私がヤンキーのlover”というフレーズはすごく巻き舌がやりやすいです。気持ちはヤンキーの「おい、ゴラァアア!!」の雰囲気を醸しつつ歌いました。ライブで披露してくうちにいろんな“lover”を見せられたらいいなと思います。
戦慄:MVに限らずですが、衣装がほんとにメンバーの個性とキャラ引き立てすぎていてウケるんですよ(笑)。藍染が思う理想のセクシー像とか、にっちゃん(西井)がクマ耳のフードだったりとか、絶妙すぎ。初見でもなんとなく「この人はこういうキャラなんだ」とわかるのは素晴らしいです。
大森:ZOCはゲーム用語「Zone Of control(支配領域)」から着想を得て、「Zone Out Of control」支配されない孤独を孤立させずに魅力を拡張してゆくという意味を持たせているのですが、MVではメンバーをキャラクター選択できそうなほど個性が出ていて、全員が強そうな感じが好きです! 聴いてくれるみなさんには、好きなメンバーと人生を戦って欲しいですね。
特にお気に入りはサビ前のジャンプするところ。ここで一時停止すると、全員のキャラが表れた飛び方になっています。これを、誰に言われるでもなくバラバラにしているところがZOCですね。
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