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ZOC コロナ禍でファンへの思い募る。アイドル界の異端児たちのメッセージ

世界にはばたくアイドルに

――新曲のMVはそれぞれ220万再生超え。ZOCの勢いを感じますが、みなさんはいつからそう感じていますか? 大森:今回は特に巫まろが加入したので、10年選手のアイドルが卒業後5年経ってまた別のアイドルをはじめるというキャリアが珍しく、見にきてくださった方も多かったのかなと思います。ZOCのMVの回り方は最初の「family name」から毎回こんな感じなので、また次も何か仕掛けないと、という意欲がすごく湧きます。 藍染:確かに、「family name」や「断捨離彼氏」のMVがたくさん再生してもらえてるなと思ったときには「もしかして」と感じるものはありました。でもきっかけというと難しいです。SNSや個々のZOC外の活動も含め、それぞれのいろんな頑張りがあったからこそ今があると思います。 西井:あとは、グッズが即完するのを見ると、「すごいなあ」って思いますし勢いを感じます。でも、もっと上を目指したいですけどね! 巫:今まではZOCのMVを見ている立場だったので、自分が加入してからもたくさん再生していただけて嬉しいです。ZOCの曲はインパクトもあるし何度も聴きたくなる最高な曲が多いし、アイドルとしてのルックスだけでなくきちんと音楽、楽曲としても評価していただけてるんだなと思います。 香椎:ZOCのファンは元々アイドルのファンでない人が多いと思っているんです。だからSNSは自分なりに目に止まるような告知をして、どんな方でも入りやすい入り口を作りたいと思っています。 ――だからいいねが何万もつくほど反響があるんですね。 香椎:最近では、友だちから「電車で隣の人がZOCのMVを見てたぞ」とか、「学校の友達がお前のこと待ち受けにしてるぞ」とか教えてもらえるようになりました。 ――知名度が上がっている証拠ですね。他のみなさんも、そういう変化は感じますか? 西井:私はベタだけど、声をかけられることが増えました! 嬉しいです。 藍染:私は基本的に家が好きな引きこもり気質なので、出歩かないぶん私生活では変化を感じないんですけど……、踊り以外で体を動かすのが以前より好きになりました。体型維持を頑張りたくて。 ――アイドルらしい意識の変化ですね。 巫:私はZOCに加入してアルバイトをしなくてもよくなったのが大きな変化です。「いつかバイトを辞めて好きな事をして生きていける日は来るのかな?」と憂鬱な気持ちで過ごす日々もあったので、こうして一番好きなことを生活の軸にできている今がとても幸せですね。 大森:私は、私生活では子育てをしているのですが、4歳の息子がLINEの動画通話が好きなんです。この前、藍染カレンと話したあと巫まろちゃんに電話して、まろちゃんに「さっきの子(藍染)が充電切れたから(巫に電話をかけた)……」と言っていたんです。そうしたら「さっきの子の代わりに電話したの?」と怒られてました。
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ZOCが32周年を迎えたとき
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