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ZOC コロナ禍でファンへの思い募る。アイドル界の異端児たちのメッセージ

 ’18年に結成されたアイドルグループ・ZOC。シンガーソングライターの大森靖子が少年院出身、元ホームレスヤンキー、元引きこもりなど一筋縄ではいかないメンバーを集めて結成した6人組で、“いいコだらけ”のアイドル界でひときわ異彩を放っている。今年に入り、元アンジュルムの福田花音が「巫まろ」という名で加入したことも話題となった。 zoc そんな彼女たちが、3rdシングル「SHINEMAGIC/ヒアルロンリーガール」をリリース。6月2日発売の「週刊SPA!」32周年合併特大号にも登場してもらい新曲のことはもちろん「ZOCらしさとは?」についても話している。しかし、誌面には載せきれなかった内容もあった。そこで今回特別にインタビュー完全版をここでお届けする。

ZOCは“いろんな世界のヤバい女”の集まり

――今回のシングルは、攻撃的な「SHINEMAGIC」と、メルヘンチックな「ヒアルロンリーガール」という対照的な楽曲で構成されています。聴いたとき、どんな印象を受けましたか? 大森靖子(以下、大森):ZOCのシングルはいつも楽しんでいただけるように多様性やかわいく生きることの信念をいろんな出力で表現していこうと、2曲は対照的になるように作っています。 「SHINEMAGIC」をかなり攻撃的にしたので、「ヒアルロンリーガール」は作りやすかったですね。新メンバー加入が決まり、早く曲を作らなければいけないという圧を自分にかけるため、一行も何も作ってもないのにタイトルと発売決定を発表したことが印象的です。 ――へえ、そうだったんですね。 西井万理那(以下、西井):タイトルしか聞かされていなかったのでどんなメロディかずっと想像していたんですけれど、「SHINEMAGIC」が想像よりもクールでかっこよくて驚きました! 藍染カレン(以下、藍染):私の最初の印象は「(どちらも)強い!」です。曲の雰囲気は確かに対照的だけれど、一貫した強さがあってどちらもとても好きだなと思いました。 巫まろ(以下、巫):そう。曲調は対照的なのですが、どちらの曲にもブレない芯の強さがあるのでそういった意味ではぴったりの2曲なんじゃないかなと思いました。 戦慄かなの(以下、戦慄):かっこよくもかわいくもありたいというみんなの願望だけじゃなくて、ちゃんと面倒臭いという部分まで全部を詰め込めてもらえて幸せです。 香椎かてぃ(以下、香椎):ただ、かっこよさと可愛さのギャップを自分なりに表現するのに苦戦しましたね。 ――では、両方でもどちらかでも構いません。今回のシングルのどこに“ZOCらしさ”を感じますか? 香椎:「ヒアルロンリーガール」はストレートに女の子の気持ちを歌っているのでZOCらしいと思いました。「チュープリ」(1stシングル収録)や「ヒアルロンリーガール」は、私自身も女のコにさせてくれる曲なんです。ただのかわいい曲ではなく、どストレートな言葉が入ることで、ZOCらしさが出るなと思います。 藍染:「ヒアルロンリーガール」の歌詞にある“それぞれバチボコ生きるロンリーガール”からは、特にZOCを感じました。私は、全く別のどっか似てる魂が共生してるところがZOCらしさだと思っているので、この歌詞を見たとき「そうだなあ!」って。 巫:私も、その歌詞は印象的。ZOCはそれぞれの過去や人生があって個性もバラバラ。そのうえ、それぞれにコンプレックスがあったりもするけれど、6人集まるとそれが全て武器であり強みになるところがZOCらしさなんだろうなぁと思います。 西井:女のコが「ヒアルロンリーガール」を聴いたら少しかわいくなった気分になれちゃうというか、「これ私の歌かも」と思って聴けるところは、ZOCのコンセプト「孤独を孤立させない」に通じている気がしてZOCらしいなって思います。 戦慄:“ヒアルロン注入”とか、普通のアイドルなら歌わないだろうといった歌詞ばかり、まあ最初はビックリしたけどそこは本質ではなく。やっぱり靖子ちゃんや靖子ちゃんが汲み取ってくれたメンバー達の思ってることが歌詞になっているので、全部の歌にちゃんとしたメッセージ性があるところはZOCならではの強みだと思ってます。 ――らしさであり、強みというか。 戦慄:うーん……というか、ZOCには似てる人が1人もいないので「これがZOCらしさだぞ」というのは私は無いと思うんですよね。強いて言うなら、オリジナリティがあることだと思います。「こんな女、見たことねえ」みたいな。  ZOC=破天荒なイメージが浸透してるのでアイドルエリートで可愛らしい雰囲気のまろちゃんが加入したときは一見ZOCに似合わないように見えた人もいるかもしれないけど、絶対に自分を曲げない生き方やマインドはまさにZOCにぴったり。いろんな世界のやばい女がいてZOCが成り立っています。 大森:楽曲自体は、キーレンジの広さとキャッチーさ。アイドルなのでサビをキャッチーにするぶんBメロは好き放題自由にエッジをかけて作っています。そのうえで、かわいく愛をうたう歌も決して恋愛至上主義にしない。人間の生き様の多様性を本当の意味で肯定したいですね。
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新メンバー加入して変化は感じる?
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週刊SPA!6/9・16合併号(6/2発売)

表紙の人/ ZOC

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