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柏原芳恵がデビュー40周年記念曲で歌うヒモ男は実話?

―[クリスのお宝箱]―
柏原芳恵編 アナログ盤、CD、DVDなど約2万枚以上。さらに雑誌やポスター、グッズ、珍品なども所有し(現在も収集中)、アーティストからも認められるほどの大の音楽ファンのクリス松村が、MCを務める『ミュージック・モア』で秘蔵のコレクションからとっておきの1枚を披露!  今回の「クリスのお宝箱」は、6月1日にデビュー40周年を迎えられた柏原芳恵さん!  1979年、オーディション番組『スター誕生!』でグランドチャンピオンになって、80年に『No.1』でデビュー。キャッチフレーズは「ちょっと大物、夏ひとりじめ。よしえはNo.1」。

デビュー40周年の柏原芳恵さん

 大ブレイクのきったけとなった曲は、1981年に発売した7枚目のシングル『ハロー・グッバイ』。この曲は、アグネス・チャンさんの『冬の日の帰り道』のB面で、元々のタイトルは『ハロー・グッドバイ』。この曲をカバーして、オリコンチャートでトップ10入りを果たしました。  1983年に発売した12枚目のシングル『春なのに』は、卒業ソングの定番になるほど大ヒット! この曲は、作詞・作曲を中島みゆきさんが手がけています。

見本盤には、タイトル横に大きく「中島みゆき作詞・作曲」とあることを知って驚く柏原芳恵さん

 続いて発売された13枚目のシングル『ちょっとなら媚薬』は、作詞が阿木燿子さんで、急に大人っぽい詞になっているんです。  付き合っている彼が、さっき違う女の名前を呼んだから、問いつめたら、猫の名前だとごまかした。ゆるせないから、背中に長い爪を立てた……、そんな内容なんです。 「♪春なのに お別れですか」の少女のイメージから、次の曲が「♪背中に爪 長く立ててあげる」と、こんなに大人っぽい歌を唄えるアイドルだったんです。

阿久悠が14歳の柏原芳恵に書いた『No.1』

 柏原芳恵さんの原点とも言えるデビュー曲『No.1』。この曲の詞が、とても衝撃的なんです!  その1行目を読むと……。 「♪男の瞳は指先のように、ドレスを一枚ぬがしてしまう」  14歳の女の子に、阿久悠さんは、こういった詞を書いちゃうんですね。

デビュー曲『No.1』の歌詞をドキドキしながら読むクリスを見て微笑む柏原芳恵さん

自ら作詞したデビュー40周年記念曲は“ヒモ男”がテーマ!?

 デビュー40周年記念シングル『KU・ZU ~ワタシの彼~』は、柏原芳恵さんが自ら作詞されています。  この曲も、最初の1行目が……。 「♪私の彼… クズなんです(中略)  ヒモみたいなヤツで私の部屋に居ついちゃって  何度も 何度も 荷物放り出しても  無邪気な顔して 居座りつづけるんです」  すごいですよね! 駄目な恋人に尽くしてしまう女心を歌っているんですが、作詞が「芳恵」となっているので、まさかと思って「ご自身の実話を元にしているんですか?」と伺うと……。 「いえ、知り合いの女性が、『私の彼、クズなんです』と、ポツンと言ったのがきっかけで、この歌詞ができたんですよ」

「私の彼… クズなんです」と40年記念シングルをしっとりと歌う柏原芳恵さん

 作詞家としての顔もお持ちの柏原芳恵さん。40周年の記念曲にこの曲を選ばれたのは、デビュー曲の『No.1』や『ちょっとなら媚薬』が繋がっているのではないでしょうか。

生ギター2本で、アコースティックライブを披露する柏原芳恵さん

 スタジオライブでは、いまの季節にピッタリな『夏模様』と、デビュー40周年記念曲『KU・ZU ~ワタシの彼~』を披露していただきました。この新曲は当番組が初披露! 今回は生ギターによるアコースティックライブです! 7月2日放送の番組を、どうぞ、お楽しみに!
―[クリスのお宝箱]―
タレント、音“楽”家(おんらくか)。 邦楽、洋楽問わず、音楽好きが高じて、番組出演にとどまらず、テレビやラジオの番組監修、構成、音楽解説なども手掛ける。TOKYO MX『ミュージック・モア』(毎月第1・第5土曜日午前11時30分放送)ではレギュラーMCを務める。
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