東京への新幹線通勤、限界点は?出社できる一番遠い最寄り駅を探してみた
―[シリーズ・駅]―
近年、都心回帰の流れとなっている首都圏の住宅事情。だが、その一方で地方から新幹線で通勤する人も増えている。特に静岡駅の新幹線のホームが朝晩に通勤のサラリーマンで混雑しているのは有名な話だ。
JRには『FREX』という新幹線定期券があるが、東京駅発着で販売している区間は以下の通りだ。
<東京駅までの新幹線定期券『FREX』の発売区間>
豊橋駅(愛知県豊橋市/東海道新幹線)
上越妙高駅(新潟県上越市/北陸新幹線)
燕三条駅(新潟県三条市/上越新幹線)
福島駅(東北新幹線/東北新幹線)
※学生向け通学用定期券『FREXパル』の発売区間も同じ。
定期券を使って東京に列車通勤している人の限界点は、恐らく上記の駅やその周辺駅だろう。
しかし、ただ単純に「出社時間に間に合う一番遠い駅」という条件で調べてみると、新幹線定期券の取り扱い区間よりさらに遠方からの出社が可能。毎日の通勤は厳しくても旅行や帰省などで日曜日も泊まり、月曜日の朝、そこから直接会社に通うということも不可能ではないわけだ。
今回は会社の最寄り駅を東京駅と設定、就業開始時間が8時、8時30分、9時の3つのケースで調査。時間ギリギリに出社する人は少ないかもしれないが、東京駅に出社時間の15分前までに到着するという条件でそれぞれ調べてみることにした。
静岡・長野・越後湯沢・郡山の各駅は通勤圏内
8時半就業なら300キロ圏外からも通勤できる
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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