更新日:2020年10月15日 21:23
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真・北斗無双は2021年春まで甘い!? プロの立ち回りを聞いてみた

北斗無双

プロからも一般客からも高い支持率を集める北斗無双。撤去期間延長により打てる期間が延びたのだが……

 2018年2月の規則改正により全てのCR機が2021年1月31日に撤去されることが決まっていたものの、新型コロナウィルスの経済的影響により設置期限が2021年11月30日まで延長されました。それに伴ってか、2016年3月に導入された不動の人気機種『CR 真・北斗無双』の店舗導入率が、今年1月時点では65.7%だったが、9月時点で67.6%と上昇しています。  導入から4年も経過しているにもかかわらず、今も導入率が伸びているのは異例中の異例といえるでしょう。北斗無双はわかりやすいゲーム性と圧倒的な出玉力で人気を博しており、スペックの甘さからパチプロにも好まれている機種です。今もなおメイン機種として扱っているホールも多い北斗無双は、果たしていつまで勝つことができるのでしょうか。今回はその人気の理由と勝つポイント、さらに私セールス森田の立ち回りをご紹介します。

プロに好かれるスペックとシンプルな演出が長生きの秘密

 長期的な人気を維持するには「パチプロに好かれる」ことがキーポイントといえるでしょう。本機は等価のボーダーラインが千円あたり17程度で、止めうちができれば16を下回り、ここ数年で1番甘いスペックと言っても過言ではありません。パチプロに好かれることで、そのプロ達が客寄せパンダとなり、一般の人まで誘い込むため、甘いスペックは人気を支える大きな要因であるといえます。もちろん、勝つためには”パンダ側”にならないといけないのですが……。  最近のパチンコ演出は、作り込み過ぎて初めて打つ人にはわかりにくい機種が多いのですが、真・北斗無双は、割とシンプルな作りとなっています。「保留変化が契機となって、赤が出ればチャンス、金なら激アツ」というわかりやすいゲーム性。そこに人気コンテンツの強さと、スペックの甘さが加わったこともあり、4年間もの間、第一線で稼働するモンスター機種となったということ。つまり、プロに好かれることも大切だが、一般の人に好かれるシンプルな演出が、長期稼働の要因となっているのでしょう。

ホールはいつまで甘く扱えるのかを見極める

 導入から4年以上も経っているため、全体的に渋くなっているのは間違いないです。ただ、設置が延長されたことで、甘く扱われる期間も延長される可能性があります。2016年のMAXタイプが撤去される際は、完全撤退まで残り1か月となったあたりからは、勝てるレベルの台は見当たらなくなったように思えました。パチンコ店としても、次の集客に繋がらない台は甘く扱う必要がないし「そろそろ撤去されてしまうから打とう」という人からは、お金を落としてもらうと考えるのは普通のことです。その流れから考えると2021年の春くらいまでは、店をしっかり選べば打てる台は見つかると思いますが、それ以降は厳しくなることが予想できます。最後に思い出として打っておきたい人は、早い時期に思い出を作って引退するのもありかもしれませんね。

実際に立ち回ってみると……

 シルバーウィーク期間中、北斗無双をメインに扱っているホールを数店舗チェックしてみました。結論から言うと、未だに20台以上設置されている大型店は十分に狙える可能性がありそうです。特に稼働率の高い大型店の場合、普段は通常営業で少しずつ回収し、特定日は甘く扱っているホールが多いように感じました。一例として、北斗無双が28台設置されている東京都内の店舗では、特定日の場合に限り、朝の抽選を受けないと打つことができないほど稼働率が高いのです。  連休中の特定日も実戦してみたところ、終日打って千円あたり19回は回る台で打つことができ、他にも同じレベルかそれ以上であろう台が並んでいました。こういった抽選を受けないと取れない店舗は、確実に狙える台が転がっているため、朝一のライバルの動向も注視してみましょう。  ちなみに、私セールス森田が北斗無双を打つ場合、データを公開しているホールの回転率をチェックするところから始めます。出玉推移から回転率を算出して“打てるホール”か否かを判断し、朝は抽選から勝負開始です。玉の動きを見ながら回転率を計り、千円あたり19くらいあれば打ち続けるようにしています。最近は打てるホールが減った気もしますが、前日データから目星をつけておくことが勝利のポイントですね。  今まで真・北斗無双で大勝ちした経験がある人も多いと思います。今はまだ状況を考えなければいつでも打てますが、完全に打てなくなるまで約1年しかありません。そして”勝てる北斗無双”を打てる期間はもっと短くなっているということも頭に入れておきましょう。多くのユーザーを虜にした北斗無双を、勝てるうちに思う存分楽しんでおくことをオススメしたいです。
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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