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ゲーム実況系VTuberがアツい。投げ銭だけで8400万円獲得の猛者も

 CGによって描かれたキャラクターの姿を使って動画を配信しているバーチャルYouTuber、通称“VTuber(ブイチューバー)”。2016年12月のキズナアイのデビューから増加の一途をたどり、現在ではテレビのCMやバラエティ番組にも進出しているため、どこかで見かけたことがあるという方も多いのではないだろうか。  ひとことにVTuberと言っても雑談や歌、ハウツーものなどその動画内容はさまざまだが、そのなかでもゲーム実況は注目度が高い。その人気ぶりは凄まじく、配信技研が発表した2020年9月の日本のゲームカテゴリーライブ配信視聴ランキング上位20チャンネルのうち、9名がVTuberだったのだ。
兎田ぺこら

画像はYouTube「Pekora Ch. 兎田ぺこら」の動画『【金壺耐久】金壺兎になるまで終われませんぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】』より

 今回は今年1月に1万人を突破したVTuberのなかでも、ゲーム系動画で注目されたVTuber4人を紹介していく。

兎田ぺこら:さまざまなジャンルに挑戦するアイドル系VTuber

 VTuber事務所ホロライブプロダクションの3期生として2019年7月17日にデビューし、76万人以上のチャンネル登録者を誇る兎田ぺこら。先ほどのランキングでは4位にランクインし、2020年9月24日時点のYouTubeの投げ銭機能こと「スーパーチャット」の累計金額ランキングにおいても、約8400万円で世界4位となった人気のVTuberだ。  ぺこらは名前に“兎”とあるとおり、頭頂部のウサ耳と髪の毛に編み込まれたニンジンが特徴的。『FallGuys』といったアクションゲームや、『Shadow Corridor』といったホラーゲームなど、多彩なジャンルのゲームに挑戦している。  ゲーム動画で特に再生回数が多いのが、2020年7月24日投稿の『【金壺耐久】金壺兎になるまで終われませんぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】』。数時間にも及ぶ『Getting Over It with Bennett Foddy』の耐久プレイに挑戦したこの動画は、約76万回以上の再生数を記録。プレイ終了後には1時間ほどかけて、スーパーチャットを投げたファンの名前を読み上げる姿も見せていた。

戌神ころね:意外なゲームのチョイスがSNSなどでも話題に

 戌神ころねは、先ほど紹介した兎田ぺこらと同じくホロライブプロダクションに所属するVTuberで、ゲーム実況をメインに活動するユニット「ホロライブゲーマーズ」の一員。都会のパン屋の犬という設定で2019年4月13日にデビューを果たし、チャンネル登録者数は90万人を突破している。2020年9月のゲームカテゴリーライブ配信視聴ランキングでは、第11位にランクインしている。  プレイするゲームは新作に限らず、1986年発売の『アトランチスの謎』や1998年発売の『バンジョーとカズーイの大冒険』などの旧作の実況も行っている。特に1997年発売の『風のクロノア door to phantomile』をプレイした、2020年5月25日投稿の『【風のクロノア(PS)】プレステの名作!クリア目指してがんばるど!!【Klonoa: Door to Phantomile】』は、Twitterのトレンドにゲームタイトルが浮上して話題となった。  また、外国語のコメントが多く投稿されるなど海外のファンもついているようで、動画内ではころねが不慣れな英語でコミュニケーションを試みる姿もたびたび映されている。
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