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なぜ、個人タクシーは嫌われる?その構造を紐解く

なぜ個人タクシーのイメージは悪いのか

 個人タクシーは、個人事業主でいわゆる社長業である。法人タクシーでは売上の50~60%だった取り分が全て自分のもの。しかし、いい面ばかりではない。法人タクシーとは違って、駐車場、燃料費、保険料などの経費諸々も自腹となる。また、クレームの対応や書類作成も今まで会社がやってきたものは、すべて自分でやらなければならない。個人タクシーは、群から離れた一匹狼となる。 「個人タクシーは、我々の代弁者だ!」  と擁護する法人ドライバーもいる。  言いたくてもクレームを恐れて何も言えない法人ドライバー。会社という傘があるばかりに何もできない。クレームが入れば個人のペナルティーはもちろんだが、会社の評価も落とされる。クレームに怯える日々である。しかし、その反面、乗客にしてみれば、個人タクシーには挙げた手を下ろす場所がない。クレームの捌け口がない。個人事業主である個人タクシー。クレームを訴えるところがないもどかしさからこのような風評があるのではないか。  短い距離だから、万札しかもっていないから、言うこと聞いてくれなそうだからと、今まで経験や風評を気にして敢えて個人タクシーを避ける人がいるなか、個人タクシーのドライバーは、その世間の風評を上手く使い効率的な営業をしているかもしれない。  個人タクシーのファンの人もたくさんいる。そして、個人タクシーは多くの特定のお客を抱えている。タクシー業界ではリスペクトされる存在である。物流ライター。ライター業の傍らタクシードライバーとして東京23区内を走り回り、さまざまな人との出会いの中から、世の中の動向や世間のつぶやきなど情報収集し発信する。また、最大手宅配会社に長年宅配ドライバーとして勤務した経験とネットワークを活かし、大手経済誌のWEB版などで宅配関連の記事も執筆する。タクシー・宅配業界の現場視点から、「物」・「人」・「運ぶ」・「届ける」をそれぞれハード(荷物・人)だけではなく、ソフト(心と気持ち)の面を中心に記事を執筆中。ブログ「吾は巷のインタビュアー!」
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