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ボーナスカットでローン返済できない! 家計がパンクする前にすべきこと

 コロナ禍による業績悪化を受け、各社にボーナスカットの嵐が吹き荒れている。ANAやスカイマークのボーナスが100%カットされることはすでに報道されたが、他人事ではない。もしもボーナスがカットされてしまった場合、住宅ローンやカードローンの返済が厳しくなる…という人も多いのではないだろうか。そんな事態に陥ってしまったらどうするべきなのか、ファイナンシャルプランナーの田中佑輝氏に聞いた。

ローンが払えなくなったら……

冬のボーナス

写真はイメージです

 ボーナス払いを含めた高額なローンを組んでいた場合、今冬の激減次第では一気に家計がパンクするケースも多発するはずだ。特に住宅ローンが支払えなくなった場合、どうすればいいのか? ファイナンシャルプランナーの田中佑輝氏に聞いた。 「真っ先にすべきは、『金融機関にリスケの相談をすること』です。ボーナス払いの変更はもちろん、住宅ローン残高が年収の4倍以下などの条件をクリアしていれば、返済期間を最長15年延長してもらえる制度があります。また、返済期間を最大3年延長することで、一定期間、元金据え置きで利息の支払いだけにする制度もある。  特に失業などで収入の減少率が高い人は、救済策を講じてもらえる可能性があるので、苦しい金策に走る前にまず相談しましょう。逆に滞納してから相談すると、『今さら言われても』と金融機関の態度も硬化。事前に支払えない旨を正直に伝えたほうが、対策も立てやすく信用されます。これは住宅ローンに限らず、カードローンも同様です」

「家計が火の車」になる前に手を打つべし

 しかし、それでも支払いのメドが立たない場合、売却となるが、ここも先手先手が重要。 「差し押さえられて競売となるのは最悪。任意売却なら相場より2、3割安くなりますが、すぐにキャッシュが手に入るので、リスタートしやすくなります。また、売却先から賃貸する『リースバック』という方法もあり、そのまま住めるので引っ越しが不要となります」  個人再生、自己破産に加えて消費者金融から借りて返済となると、「もう家計は火の車」だと田中氏。くれぐれもボヤのうちに手を打つようにしたい。 冬のボーナスローンが払えなくなったときの3か条 ①早く金融機関に相談すれば期間、金利などのリスケが可能に ②収入の減少率が高い人ほど救済策で助かる可能性あり ③家や車を売却する場合も、早めの対応が再出発のカギ
田中佑輝氏

田中佑輝氏

【ファイナンシャルプランナー・田中佑輝氏】 アルファ・ファイナンシャルプランナーズ代表取締役。実践的な資産運用に定評。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』(アスコム) <取材・文・撮影/冬のボーナス取材班>
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