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キャバクラ通いで借金700万円を作った40代男「指名嬢が難病を抱えていて…」

―[隠れ借金白書]―
借金を巡る状況に変化が起きている。「カードローン」の人気が爆発、ネットで手続きが完結する借り方も浸透し、こっそり摘まむ人は後を絶たないのだ。しかし、いくらラクに借りられても、ハマれば待っているのは泥沼。果たして、隠れ借金リーマンはどのような生活を送っているのか? ここでは、のっぴきならない理由で借金を背負った男のシリアスな日常を紹介する。 隠れ借金白書

「勧誘に釣られて増枠した」気づけば借金が年収超え

…田中裕二さん(仮名・41歳・運送業・残債515万円)  総量規制がかからないので借金額が膨らみやすい銀行系カードローン。  田中さんの場合、キャバクラ通いのための“ちょい借り”から始まり、今では年収を超える500万円超もの借金返済に追われている。 「惚れた指名嬢は難病を抱えていて情がうつってしまったのが運の尽きです。彼女から『体調悪いけど出勤している』と聞けば借金してまで通って席で休ませていた。入院費も僕が支払い、その頃はすっかり彼氏のつもりでした。今思えば彼女のワナだったんですが」  金策に走る田中さんに、銀行は利用限度額の増額の営業をかけた。 「最初の借り入れから半年後、銀行から『新商品のご案内』という電話が来て、限度額100万から一気に倍になるうえに『金利もお安くなりますよ』と誘惑され……」  そこから先は、本格的な借金苦に突入。最大時には3社合計で700万円にまで膨れ上がった。 「銀行カードローンでも、バックにアコムやレイクなど大手消費者金融が控えているところは増額してくれやすいんです。それと、僕は大手運送業者に勤めているので審査に有利だったみたい。今考えれば、それがアダだったのです」  指名嬢との関係は相手の結婚で強制終了、残ったのは借金のみだ。
隠れ借金白書

銀行各社の明細書。それぞれかなりの額の残債が

「こんな内容でつくった借金なんて、家族はおろか同僚にも恥ずかしくて言えない。昼食も営業車で寝て節約し、晩飯は白米だけのときも。仕事上がりには週2回ほど同業の知り合いの会社で副業をしています。もちろん会社には内緒。バレたら最悪、クビになりますね」  完済予定は約8年後。体を酷使する返済生活はまだまだ続く。 ― 隠れ借金白書 ―
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