メンズファッションバイヤー&ブロガーの
MBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第309回目をよろしくお願いします。

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)
生活習慣の改善は毛髪にも好影響を与える
今回はハゲ(薄毛)改善の話です。
「
AGA治療が気にになるけど、お金もかかるし、迷ってる」
そんな人はまず今からできることを始めて様子を見てはいかがでしょう。AGAの原因の半分は環境要因です。「ハゲは遺伝」なんてよく言われますが、実はそれは原因の半分でしかありません。
父親がハゲてるけど自分はハゲてない、一族全員薄毛だけど自分はハゲていないなんて人も多くいます。もしハゲが100%遺伝だとするとそうした人が説明がつかなくなります。

学生時代から薄毛に悩んできたというMB氏
AGA研究でもよくいわれていることですが、遺伝は原因のおおむね半分でしかない。もう半分は二次的要因、つまり生活環境や習慣です。
後天的に引き起こしている髪に悪い習慣があなたを薄毛にしているのです。なので、理屈でいえば治療をせずとも半分は自力で改善できるのです。
ここでは専門医に相談をしながら実際に私が実践し、効果を感じられたものを3つ紹介しましょう。すべて今日からできることのはずです。
まずは基本、適度な運動です。薄毛の原因の一つがストレスです。ストレスは活性酸素(血管をサビさせる成分)を増やし、血流を阻害して髪に行く栄養を減らしてしまいます。
世の中には「ストレスレスな生活」なんて提案もあるでしょうが、人間関係がある以上現代社会でストレスを0にすることは不可能です。私たちは一人で生きてはいけない社会的な生物だからこそ、複雑な人間関係を構築し、それにともなうストレスと共存していく必要があります。なので、「ストレスをなくす」のではなく「発散させる」方法を確立しておくことが重要です。
そこで「適度な運動」です。運動は筋肉を増強させインスリンの分泌を活性化させ血糖を抑え血管を健康に保ちます。筋トレでもランニングでも良いですが無理のない範囲で定期的に運動を行いましょう。「無理のない範囲で」と言うのは、実はアスリート並みの負荷をかけると活性酸素が増え、逆効果となるからです。
負荷量に気をつけて、気晴らしになる程度……週に数回の軽い運動を心がけましょう。
具体的には
YouTubeチャンネルでも細かく解説。さらに記事内で紹介した3つの習慣に加えてするべきことも紹介しています。