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「1万円超えマスク」は蒸れ防止ファンが搭載。プロ選出の実力派マスク3選

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第308回目をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

 マスクが一般的になり、久しい今日この頃。今年初めは「作れば売れる」需要過多状態でしたが、最近ではアパレルブランドも多数参入し、あの手この手で提案する「マスク群雄割拠」の時代に突入。  今回は市場にある「イチオシマスク」をご紹介しましょう。

▼手頃な価格で美しいフォルム

GU 高機能フィルター入りMASK(2枚組・GU DRY素材使用) 869円
GU 高機能フィルター入りMASK(2枚組・GU DRY素材使用)

GU 高機能フィルター入りMASK(2枚組・GU DRY素材使用)

 まずは格安部門。  世間ではユニクロエアリズムマスク」が人気ですが、私はGUのほうが好み。エアリズムマスクは初期型が大不評、「こんな分厚いマスクと思わなかった」「エアリズムと書いてあるだけに夏でも使えると思ってたのに」と低評価が多数でした。  その後、ユニクロは改良版を作り、現在は軽く、ほどよく薄手の高機能マスクとして人気を博しています。  後発であるGUはどんなものを出してきたかというと、実はこれがエアリズムマスクよりも軽くツルッとした風合いでつけ心地も見た目もいい。  エアリズムマスクは構造上の問題なのか、つけ心地の問題なのか表面の生地にゆとりをつけており、それがシワに見えてなんだか安っぽい印象があります(もっともそれを差し引いてもよくできているけど)。  GUは生地がつるりとした風合いで、生地のゆとりも少なく頬にぴったりとフィットするデザインに。ユニクロエアリズムマスクと比べても明らかにこちらのほうが頬が細く美しく見えます。

「アンダー1000円」ではトップクラス

 さらに機能面も2枚で790円という超低価格ながら高機能フィルター搭載で、さらに接触冷感つき。つけ心地も見た目も機能面も申し分ありません。  ただし、格安品だからこそ紐の長さを調整できるアジャスターなどはないし、「メガネが曇らない」などの配慮もない。値段の限界はありますが、アンダー1000円のマスクの中ではトップクラスの出来といえるでしょう。
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1万円超えも「意外に高くない?」
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