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コロナ下の転職で給与アップはできるのか? 中年の再就職事情

下がり続ける可処分所得、不安定な雇用形態……国が「中流」と銘打っていたものが、新型コロナウイルスで明確に崩壊した。生活レベルを下げざるを得なくなった新階層”プア中流”だが、「中流」を維持するために、転職を検討する人もいるだろう。キャリアカウンセラーの川畑翔太郎氏に、転職に必要なスキルを聞いた。

給与アップはできるのか?元“中流戦士”たちの転職・再就職事情

プア中流 「中流」を維持するために、転職を検討する人もいるだろう。しかし「大手なら会社に残るべき」と諭すのは、キャリアカウンセラーの川畑翔太郎氏だ。 「コロナ以前、OVER40でも転職市場は売り手バブルのお祭り状態でした。それがここ数か月で実力重視の完全な買い手市場に激変しました。ブランド力のある大企業に勤めていても、順調に進むのは面接まで、採用に結びつかないという例が非常に多い。スキルのある人の3割は年収アップの転職に成功、3割は年収ダウンの転職となっています」

中流に踏みとどまるための転職に必要なスキルとは?

 中年男性が中流に踏みとどまるための転職には、どんなスキルが必要なのだろうか? 「もっとも重宝されるのは、コミュニケーションや交渉、調整スキルといった再現性の高い“汎用スキル”です。具体的には企業ブランドや商品力に頼らない営業力を持っている人は強いですね。また、効率化や最適化を提案できるエンジニアが業種を超えて高く評価されます。  また意外に思われますが、飲食や小売りの店長、エリアマネジャーなどの経験はストレス耐性やバイトのマネジメントスキルが即戦力として評価されることも多い。同様に携帯ショップの社員も転職に強い印象があります。現在窮地に立たされている業種でも、職種とスキル次第でチャンスはあると思います」  他にも基本的PCツール使用スキルやポジティブな自責思考が必要だと川畑氏は語る。年収アップは茨の道だが、せめて逆転可能な“どこでも使える人材”を目指すことで光明が差す! 【キャリアカウンセラー・川畑翔太郎氏】 1986年生まれ。九州大学卒。大手住宅設備メーカー(現・LIXIL)を経て、若手の就業サポートに特化したUZUZの立ち上げに参画。専務取締役。 <取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/長谷英史 モデル/城野マサト>
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