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20時閉店で“夕食難民”が発生中。Uber Eats配達員は「今が稼ぎ時」

繁華街に配達員が集中。郊外エリアでは人手不足

Uber Eats 京都市で飲食店を経営しつつ、Uberの配達員としても稼働している禁酒さん(Twitter :@kzk93610650)はこう分析する。 「去年の緊急事態宣言の時は春先で暖かかったこともあり、新規の人が配達員をやりやすかったんだと思います。今は寒くて配達員が少なく、特に繁華街から外れたエリアでは配達員が足りていないほどです。僕もUberに対応しているお店を経営していますが、お客様から注文があっても配達員がおらず、届けられないことが何度かありました」  配達員の母数は増えても実際に稼働する人が少なく、稼働している配達員たちもブースト(※インセンティブ)が高いエリアに集中しがち。時短営業でのテイクアウト需要の高まりもあり、広い範囲で動ける配達員ほど稼げる状況になっているのだという。  先に登場したあゆむさんも、同様に語ってくれた。 「始めやすくて辞めやすい仕事なので、ちょっと稼げない日があると辞めちゃう人が多いんだと思います。完全なる自由出勤なので、だらけてしまう人もいるでしょうし。結局、『バイトや正社員でやってた方がラクだし稼げんじゃん?』って人が大多数だと思います」 「今がチャンス!」と稼げている配達員が多い一方で、稼げなくなったと嘆く配達員がいるのも事実だ。その差についてあゆむさんはこう指摘する。

「立ち回り戦略」が求められるUber Eats配達員

配達員「何も考えなくても稼げるUberから、考えながら稼ぐUberに変わってきています。いかに上手く立ち回るか、個人の立ち回りが鳴る・鳴らないに影響していますね。僕の場合、鳴るエリアまで移動してからオンラインにする、10分以内のピックだけ受ける、数珠って(※商品を届けている最中に次の配達リクエストが入ること)10分以内で受ける……など、色々考えて実行しながらやっています。今から配達員に新規参入して、一時的には何も考えなくても稼げる時期はポツポツあると思いますが……ちゃんと頭を使って動ける人が長く稼げるのかな? と思いますね」  考えながら稼ぐUberへの変化は、この先どんどん強くなるだろう。  稼いでいる配達員の中には、複数のフードデリバリーサービスを掛け持ちしている人もいる。Uberが鳴らない時には出前館、出前館が鳴らなければmenu……といった具合で、状況に合わせて使い分けているようだ。  昨年の8月から兼業配達員としてスタートし、現在は専業で稼働しているあゆむさん。12月の月収は18日稼働して33万だったが、これからUberで稼げなくなった場合の戦略を教えてくれた。 「Uberだけじゃなく、他のサービスと組み合わせて利益を最大化するか……Uber一本で利益を最大化できるように、技術をブラッシュアップさせるか。テイクアウト専門店の運営も考えています。今後の動向も含めて、バランスよく取り組んでいくつもりです」  気候が暖かくなれば、「冬眠」していた配達員たちが戻ってくる。Uber Eatsで楽に稼ぎたいなら、今が参入のラストチャンスかもしれない。<取材・文/倉本菜生>福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院在籍中。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。Twitter:@0ElectricSheep0
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