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電波ゴトで命を削ってもパチンコで稼ぎたかった中国人たちの末路

ゴト行為を実践してみると……

 さっそく筆者はカウンターの目の前にあるモンスターハウスの島で、その体感器を使ってみることにした。ちなみに使い方は店長が捕まえた中国人ゴト師から聞き出していた。服の上からその体感器&電波発射装置のコルセットを腹に巻いてみると、コイルが結構突き出る形でえらく不格好だ。なんだこの突き出たコイルは……こんな目立つもので、よくやったなぁと思ったくらいである。  ガラス扉を開けてもらい、手入れでヘソに玉を入れながら大当りのタイミング測っていく。手入れとは言え大当りのタイミングを見つけるのに30分ほどかかってしまった。タイミングがわかると、あとは電波を発射して強制的に大当が発生すると言うのだが……カチカチと電波を発射すると、なぜか保留玉が点灯していく。するとその保留で大当り発生した。半信半疑だったがアッサリと目的を達成してしまった。  ちなみに同一機種が同じ電源で繋がっていれば、乱数のタイミングは同じになっているので、一台大当りのタイミングが判明すれば他の台も同じように大当りを発生させることができる理屈になる。機種の電源は島や列単位で電気回路が分けられているので、同一機種なら朝イチの電源オンで乱数も同じスタートのタイミングになるためだ。店長は仲間がいたのかどうか分からないようだったが、おそらく他に仲間がいたか、もしくは瀬踏みに来たのではないだろうかと話していた。

大当たりの乱数を電磁波で狙い撃つ

 どうやらこの「電波発射装置付き体感器」は大当りのタイミングを見つけ、電波を飛ばして大当りを仕込む仕組みだったようだ。後にちょっと調べてみたが、コイルは必要な周波数の電波を飛ばすためのものらしい。保留ランプ点灯に必要だったのだろう。  要するに地力で大当たりさせてそのタイミングを見つけ、あとは電磁波を使ってそのタイミングを狙い撃つというわけだ。こうなると、一日中当たりっぱなしも可能……という、破壊力抜群のゴト行為なのである。
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大金を手にした中国人ゴト師たちの末路
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